...主(おも)なる仕事(しごと)は矢張(やは)り御神前(ごしんぜん)に静座(せいざ)して精神統一(せいしんとういつ)をやるのでございますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...こんがらがった糸が静かにほごれて行くのを見つめるように...
有島武郎 「或る女」
...子家鴨(こあひる)は静(しず)かにそこからしのび入り...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...◇山の真昼は静かである...
石川欣一 「山を思う」
...静子に何も言ふべき言葉を見出させなかつた...
石川啄木 「鳥影」
...正義人道を口にするものが、四五人もいて頑張れば、群衆の冷静さを、幾分とりもどせたろうと思われたが、誰もが呆然自失(ぼうぜんじしつ)していて、適当な処置を誤(あやま)ったのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...風烈しく吹きて静かならざりし夜...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...冷や冷やしているんだ」「まア」とお静...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...特殊の静観的なものを有するために...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いかにも春の海らしい静けさであつたが...
長谷健 「天草の春」
...平静な時は読書に一日を費しているが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...静江(八穂に)外資審議会...
久生十蘭 「喪服」
...向う岸が静かなのが気になります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...まえよりは静(しず)かにひいた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...同じ月に中江兆民(なかえちょうみん)が静岡を過ぎて保を訪(と)うた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...静かに笑ったりした...
山本周五郎 「竹柏記」
...中央は静止している...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...エルナンド・ピサロとソトとは二三の騎士と共に静かに馬を歩ませてインカの前へ出た...
和辻哲郎 「鎖国」
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