...「私(わたくし)はこの国の葛城山(かつらぎやま)の麓に住んでいる...
芥川龍之介 「犬と笛」
...予は今度「葛城の神」「天馳使(あまはせつかひ)の歌」「雷神の賦」等を読み往年の感歎を新にした...
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」
...葛で三匹の虎の手足を縛ってそれを背中に縛りつけ...
田中貢太郎 「人蔘の精」
...葛城はユニオンの方も卒業に近づきました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は葛(かずら)であって他物にすがらなければならなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...で芳子は葛湯を作ってやった...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...それより今日に至るまで葛裘(かっきゅう)を変(かえ)ること二十たびである...
永井荷風 「西瓜」
...葛木を泰文の邸から出したのは...
久生十蘭 「無月物語」
...キッセリジェリイか葛湯に似た一種の料理...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その間に葛西善蔵の訃に遇つた...
牧野信一 「交遊記」
...水で溶(とい)て今の牛乳へ入れてよく煉ると葛煉(くずねり)のようになります...
村井弦斎 「食道楽」
...すなわち秋になって深紅(しんく)の花を開く葛(くず)の皮で製したもので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...蹴鞠(けまり)の遊びの時にはく袴は必ずこの葛布(くずふ)の袴で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...葛布のような太く麁(あら)い布を織って...
柳田国男 「木綿以前の事」
...葛花(くずばな)の風情は初めてこれを見た...
柳田国男 「雪国の春」
...一緒に今井から葛西の方を三時間ほど歩いた...
山本周五郎 「青べか日記」
...それが葛女祠(かつじょし)として祭られたものだ...
吉川英治 「三国志」
...甘葛(あまずら)とはまた風味もかくべつ違いますので」この引田妙源は...
吉川英治 「私本太平記」
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