...大葛籠を肩に担いで...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...また葛城山(かつらぎやま)におのぼりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...」両手の使分け5・23東京日日(夕)むかし葛飾北斎の弟子に...
薄田泣菫 「茶話」
...その金で五十余端の葛布を買って帰って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...葛(かずら)のように蔓生しているもので...
田中貢太郎 「水莽草」
...葛城は新英州(ニューイングランド)の大学で神学を修めて居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...昨年の春頼まれもせぬ葛城家の使者としてお馨さんの実家に約婚の許諾を獲に往った彼は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...解き難く見えた理論の葛藤を...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そしてドイツとフランスの葛藤(かっとう)の切迫してるにもかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...行く人の心に蟠(わだか)まる葛藤(かっとう)を一々に聞き得たならば...
夏目漱石 「草枕」
...四お寅の里は葛西(かさい)の百姓...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「荷物を見たいが」「へエ――」押入を開けて引出したのは、葛籠(つゞら)が一つ、蓋を拂つて見ると、半纒(はんてん)や股引(もゝひき)の外は、ほんの少しばかりの着換があるだけですが、葛籠の目方が、見てくれより少し重いことに平次は氣がつきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心の葛藤(かっとう)とがなければならない...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...葛木を泰文の邸から出したのは...
久生十蘭 「無月物語」
...「はぎの花を花(ばな)葛花(くずばな)瞿麦(なでしこ)の花...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...学生たちにはそういう葛藤が日頃から不合理で不愉快に思われているのに...
「海流」
...主人は葛城という退役の陸軍少佐であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...葛飾(かつしか)のほうから嫁を貰ったっけだ...
山本周五郎 「青べか物語」
便利!手書き漢字入力検索