...古行李や古葛籠(つづら)...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...最も近代人的態度を持する島村抱月君もまた恐らくこの種の葛藤を属々繰返されるだろう...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...葛卷はまた芥川家にのりこんで...
小穴隆一 「二つの繪」
...蔦葛(つたかずら)生い茂った薔薇色の円柱林立して空を圧して公会堂風の大建築物がそそり立つ!しかもそこに至るまでの両側の家々の扉の陰...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その傍から数多(たくさん)の葛を切って来て檜の樹の上へあがって往き...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...長櫃の前には葛籠(つづら)が並んでいた...
田中貢太郎 「春心」
...旅費学資は一切葛城家から出すによって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...而(そう)して葛城が米国へ向け乗船した二年と三月目の明治四十二年の七月六日...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は葛(かずら)であって他物にすがらなければならなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その間に葛西善蔵の訃に遇つた...
牧野信一 「交遊記」
...僕は少しもそんな葛藤を残して置きたくない...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...『倭名鈔』の郷名に葛例(かれ)または嘉礼があるというが...
柳田國男 「地名の研究」
...阿波の粟田(あわた)村の葛城(かつらぎ)大明神の社では...
柳田國男 「日本の伝説」
...これから夜道をかけて葛西へゆきたいのだと云った...
山本周五郎 「さぶ」
...葛(くず)の花のなだれ下った斜面から水が洩れていて...
横光利一 「微笑」
...大義と閨門(けいもん)とはいつも相剋(そうこく)し葛藤(かっとう)する――...
吉川英治 「三国志」
...また現在呉に仕えている長兄の諸葛瑾(しょかつきん)といい...
吉川英治 「三国志」
...葛西(かさい)ヶ谷(やつ)へいま引きあげて来たものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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