...大勢の牙ムキ出しの青面(あおつら)の笑も...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...ある者はやはりいつもの青面(あおづら)で出歯(でっぱ)を抑えて笑っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...半沢山から青面金剛堂を...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...当時流行の青面書生(せいめんしょせい)が家老参事の地位を占めて得々たるがごとき奇談をも出現すべきはずなるに...
福沢諭吉 「旧藩情」
...青面金剛はどうもハヌマンが仕えた羅摩の本体韋紐神より転化せるごとしとて...
南方熊楠 「十二支考」
...猴を青面金剛の手下とするは極めて道理なり...
南方熊楠 「十二支考」
...青面金剛などという外来の神の名を以て置き換えられた結果...
柳田国男 「年中行事覚書」
...細腰青面(さいようせいめん)の弱冠な人が...
吉川英治 「三国志」
...……だんだん伺ってみれば、貴公とは、以前の同僚のようなものだが、もしや御辺(ごへん)は、あだ名を“青面獣(せいめんじゅう)”と呼ばれていた楊志(ようし)殿ではないのか」「おお、いかにも手前はその、青面獣楊志だが、林師範ともいわれたお方が、どうしてかかるところに居られるのか」「ま...
吉川英治 「新・水滸伝」
...青面獣(せいめんじゅう)楊志(ようし)の前途を祝うとしよう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...青面獣(せいめんじゅう)楊志(ようし)とやらでは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「青面獣楊志に、すぐ参れと申せ」「はっ」衛兵が退(さ)がる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...やがての行くてに聳(そび)える雲の峰の彼方、手に唾(つば)して待つ稀代(きたい)な七斗星のまたたきがあろうなどとは、青面獣も知らず、喘(あえ)ぎ喘ぎな強力(ごうりき)たちも、ゆめにも思ってはいなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...青面獣(せいめんじゅう)が炎面獣(えんめんじゅう)のような火照(ほて)りになりだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お手飼いの青面獣(せいめんじゅう)楊志(ようし)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もう一人の青面獣楊志(ようし)といっしょに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その骨ばッた青面(あおづら)とひょろ長い四肢は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...特にこのたびの凱旋(がいせん)では、新たな降人、呼延灼(こえんしゃく)をはじめ、二龍、白虎(びゃっこ)、桃花(とうか)の三山から――魯智深(ろちしん)、武松(ぶしょう)、青面獣、施恩(しおん)、曹正、張青、孫二娘(そんじじょう)、周通、孔明、孔亮――しめて十二名の新加盟者も居流れていたことなので、そのありさまは、なんとも壮観のかぎりであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??