...「青雲の志ある者の軽々しく口にすべき語にあらず」とは燕雀生の独り合点(がつてん)なり...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...青雲の志に燃えた者が多かつた...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...年少にしていわゆる青雲の志を以て燃ゆる時...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...天下に名を成そうという謂(い)わば青雲の志を持って居られる...
太宰治 「困惑の弁」
...彼等もまた青雲の志を持っているのであるから...
太宰治 「困惑の弁」
...青雲の志を得んがために...
田山花袋 「田舎教師」
...乃至(ないし)は青雲の志の烈しいものなどは...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...年を相当取ってからのこの同じ青雲の志(?)は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...然るに伯は自分の部下となるものに青雲の志を遂げしむる勢力と手腕とを持つては居らなかつた...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...青雲の志のある同郷の書生どもを入込みにして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...これに依頼して宿昔青雲の志を遂げんと欲するのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...政壇青雲の志は断じて廃棄せざるべからず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...ゆえに青雲の志ある者は...
福沢諭吉 「学校の説」
...所謂(いわゆる)宿昔(しゅくせき)青雲の志と云うことが先祖以来の遺伝に存して居る一種の迷(まよい)である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...降参(こうさん)放免(ほうめん)の後(のち)に更に青雲の志を発して新政府の朝(ちょう)に富貴(ふうき)を求め得たるは...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...青雲の志を抱いて明治十四年...
三浦環 「お蝶夫人」
...宿昔青雲の志今や漸く伸びて声名海内に揚れる時に方りて...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...よく正確な推理と混同され易いものですからね……甥の当九郎はホントウに青雲の志を懐(いだ)いていたので...
夢野久作 「復讐」
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