...小生も何となう青嵐(あをあらし)に胸吹き払はるゝ心地いたし候...
石川啄木 「閑天地」
...富士見の青嵐荘(せいらんそう)にてとしてあった...
徳田秋声 「縮図」
...均平は独りで青嵐荘へと車を命じた...
徳田秋声 「縮図」
...微笑しながら見送った青嵐は...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士は道庵を庵室に招じ入れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士は、かねて長浜にいてお銀様一党の行動を噂(うわさ)に聞いていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...同罪以上の元凶であることを恨まなければならない理窟になるのです」青嵐居士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...見たままの人気をすっかり青嵐親分に話して聞かせろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士もそう気取(けど)ったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士が取り上げた辞書も...
中里介山 「大菩薩峠」
...蘭学をやるのかと詰問した青嵐居士に...
中里介山 「大菩薩峠」
...めぐらす時がない――青嵐居士が正装をして両刀を提げて立ったのも故なしとはしないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士から駒井甚三郎のことが口に出たのを機会として...
中里介山 「大菩薩峠」
...これがその青嵐氏からの返事――十四日亥(い)の時...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐の親分とくるてえと...
中里介山 「大菩薩峠」
...先刻がんりきの百の手から受取った青嵐居士の手紙の一通が...
中里介山 「大菩薩峠」
...四季の題目を以てこれを例せんに夏山 夏野夏木立(なつこだち)青嵐五月雨(さみだれ)雲の峰 秋風野分(のわき)霧 稲妻天(あま)の河(がわ)星月夜 刈田凩(こがらし)冬枯(ふゆがれ)冬木立 枯野 雪時雨(しぐれ)鯨(くじら)等はその壮大なる者なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...初夏(はつなつ)のセエヌ河の明るい水の上を青嵐(あをあらし)に吹かれて巴里(パリイ)へ入(はひ)つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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