...青嵐は承知しながら聞流しにしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると、青嵐が、それを押しとどめるようにして、「まあ、いいじゃないか、ゆっくりして行き給えよ」「ゆっくりしていると、日が暮れらあ」「日が暮れたら、泊って行き給え」「そうしちゃいられねえんだよ、おいらはこれから人を探さなくちゃあならねえ」「誰を?」「そのお銀様という人と、それから……もう一人の人間を、今晩は夜通しかかっても探して帰らなくちゃあならねえ」「それは、よした方がいいぞ、君」「どうして」「どうしてたって、夜は危険だよ、夜歩きをするのはあぶない」「あぶねえことがあるもんか」と米友が呟(つぶや)いて、よけいなお節介を言う人だという眼を以て見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...微笑しながら見送った青嵐は...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐の言うところでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち不破の関守氏は、宇治山田の米友が、突然ああしてちょうさんの罪を着せられて晒されたことの由に相当面食って、その理由内状のほどがさっぱりわからないと言うと、青嵐居士は、その点は多少想像を逞(たくま)しうして、魂胆のほどをも見抜いているところがあるに似ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...決して青嵐居士のような饒舌家(じょうぜつか)ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士といえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士の前へ提出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士が最初から認めたところのものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士は果して外国語の素養があるかどうかは知らないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐居士が取り上げた辞書も...
中里介山 「大菩薩峠」
...新しい方面へ向いてみることも悪くない」青嵐居士が...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがの青嵐居士(せいらんこじ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...これがその青嵐氏からの返事――十四日亥(い)の時...
中里介山 「大菩薩峠」
...散らされた嵐を呼ぼうとするそして全線の中で波立つ水平をめぐる気負った清新さと共に労働の鼓動をうたう青年舵手を見たそれは没落の腐り水を洗う新ネフスキー街の掃除夫牢獄の暗鬱を吹き払うさわやかな秋の青嵐―――わたしらはこの日本一のみず/″\しさをもつ詩人に...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
......
正岡子規 「病牀六尺」
...朝来旅服染青嵐...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時の警察部長で淡路出身の永田青嵐も...
柳田国男 「故郷七十年」
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