...阿父(おとつ)さんとは打つて変つた酒飲みで...
薄田泣菫 「茶話」
...お酒飲みの真似なんかして」男の酔いは一時にさめた...
太宰治 「あさましきもの」
...大酒飲みに違いない...
太宰治 「親という二字」
...大尉はひどい酒飲みでした...
太宰治 「貨幣」
...私の酒飲みをちやんと察してゐるやうである...
太宰治 「津軽」
...夫が望むほどの酒飲みにはなれませんでした...
谷崎潤一郎 「途上」
...道芝もうなだれてゐる今朝の露正さん(宿の次男坊)がいろ/\と心配してくれる(彼も酒好きの酒飲みだから)...
種田山頭火 「行乞記」
...△放浪によりてえたる貧しき収穫より――旧作□美しき人を泣かして酒飲みて調子ばづれのステヽコ踊る旅籠屋の二階にまろび一枚の新聞よみて一夜をあかす酒飲めど酔ひえぬ人はたゞ一人欄干つかみて遠き雲みる酔覚の水飲む如く一人(いちにん)に足らひうる身は嬉しからまし△ △ △△先日の句会では愉快でした...
種田山頭火 「雑信(二)」
...やはり大酒飲みだそうですよ...
徳田秋声 「黴」
...年もゆかないのに大酒飲みやさかえ...
徳田秋声 「挿話」
...それまでどんなにおとなしかった酒飲みでも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ここの店に来る者あ、酒飲みばかりだ...
豊島与志雄 「水甕」
...俺たちは酒飲みでなまけ者だと言ってやがる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...酒飲みたちがまじめな様子で寄り集まっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なにしろ酒飲みは...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...普通の酒飲みというだけで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...海辺の宿にゐる大酒飲みの義父につかまつて夜になつてしまひ...
牧野信一 「円卓子での話」
...とめてくれ」「とまるものですか、酒飲みが、飲もうと思い立った時は、剣法の打ちこみと、同じですよ...
吉川英治 「松のや露八」
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