...習慣的な酒飲みが良い健康状態を保ち老年に達しているのをしばしば見るからといって確かでないとは言えない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...」と、弥次郎兵衛、酒飲みの癖で、ちとぶるぶるする手に一杯傾けた猪口(ちょこ)を、膳の外へ、その膝栗毛の本の傍(わき)へ、畳の上にちゃんと置いて、「姉さん、一つ酌(つ)いでやってくれ...
泉鏡花 「歌行燈」
...(女に酒飲みの少いのは...
太宰治 「桜桃」
...大工は酒飲みで時々夫婦喧嘩(げんか)なんかはじめているが...
太宰治 「惜別」
...酒飲みなどといふ不面目な種族の男に生れて来たか...
太宰治 「津軽」
...よつぽどの大酒飲みが名附けたものに違ひない...
太宰治 「津軽」
...殊に私の肝臓は、酒飲みにも似ず、至って丈夫であるという...
外村繁 「落日の光景」
...父の言った絵かきは酒飲みで怠け者で……というのは...
永井隆 「この子を残して」
...酒飲みの請願に来たような心持で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが先生がたいへんな酒飲みで...
夏目漱石 「三四郎」
...酒飲みで遊び好きの三馬は...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...つまり昔風に言えば、三升の大酒飲み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...いつの間にかわたしは猛々しい酒飲みと化し...
牧野信一 「浅原六朗抄」
...断つておくがBは俺のやうな酒飲みではなかつたんだ...
牧野信一 「素書」
...べらぼうな酒飲みで...
山本周五郎 「風流太平記」
...東作は相当の酒飲みなので...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...とめてくれ」「とまるものですか、酒飲みが、飲もうと思い立った時は、剣法の打ちこみと、同じですよ...
吉川英治 「松のや露八」
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吉田絃二郎 「八月の霧島」
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