...そうしてここに我々が論者の不注意に対して是正(ぜせい)を試みるのは...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...これは彼の無知または不注意によるものだったと思われるが...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...声が出なくなるのは神経を動脈と一緒に不注意に結紮したことによる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...とても不注意にかけまわったようすである...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...どうして彼がそんなに不注意に自分の居所を示しているのかと...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...地震のほうは人間の注意不注意には無関係に...
寺田寅彦 「災難雑考」
...しかしもし不注意にも鉄の振子を強い磁石の傍で振らせたり...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...つまりごく不注意に読んで...
戸坂潤 「読書法」
...時とすると冷淡に近い不注意によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不注意にふみ込んでゆきはしなかったか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新しいお客さんが不注意にもドアの掛け金をはずしてとびらを開けたのを見て...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...いつの日にか彼の職務以外の生活をひどく不注意に営むことになったろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...無頓着と不注意に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あんなに不注意にいきなり申上げて了つたのはあなたの罪です...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不注意にも、上階のブラインドを下ろしていなかったものですから、警告しようと寝室へ行きました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...初学血気の士は全く不注意に経過するの差のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...極端な月並調ばかりの句を見て居てかやうな句を不注意に見過す人が多いが...
正岡子規 「病牀六尺」
...登はそれを不注意に見すごしていたのだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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