...我友の怒を霽(はら)す便(たより)にもならんとおもひき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一面(いちめん)の青田(あをた)の見霽(みはらし)...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...一天(いつてん)霽(は)れて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...四日、丙午、快霽、尼御台所御上洛...
太宰治 「右大臣実朝」
......
種田山頭火 「行乞記」
...皈途、一杯また一杯、酔つぱらつて、おしやべり、――それもよからうではありませんか!ぼろ/\どろ/\五月廿三日 雨、霽れて曇...
種田山頭火 「旅日記」
...霽(はれ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...雨は全く霽れていた...
豊島与志雄 「反抗」
...一時の霽間(はれま)はすぐに移ってゆく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこへ或る時村上霽月氏の報知では...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...霽れさえすれば年の中(うち)で最も忘れがたい秋分の時節である...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...午後に霽る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雨が霽(は)れると水に濡れた家具や夜具(やぐ)蒲団(ふとん)を初め...
永井荷風 「日和下駄」
...例の靄(もや)は少しも霽(は)れる模様はなくて...
中里介山 「大菩薩峠」
...雨はからりと霽(は)れたが...
林芙美子 「浮雲」
...人々はダグラスの疑いを霽(は)らすために...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...南の方はそら一杯に霽(は)れた...
宮沢賢治 「山地の稜」
...「壬午元日雪、将新霽、天気和煦、即欣然而作...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索