...あまねく強き犬と噬(か)み合ふて...
巌谷小波 「こがね丸」
...当時徳富蘇峰の『国民之友』は政治を中心としてあまねく各方面の名士を寄書家に網羅(もうら)し...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...その人格はあまねく露語学生を薫化して...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...あまねく甲子の瀧を探りぬ...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...小説などでは人間の研究ということが重要の目的であって、人間の中に飛び込んでいって深く観察し、あまねく見て、そうして人とともに泣き、人とともに笑うというようなことをするのが目的になっている...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...恐らく八幡神程日本全國にあまねく行き渡つて...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...あまねく人口に膾炙(かいしゃ)しているところであるが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...四月中旬には平和条約締結の報あまねく伝わり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...どこにもあまねく在す...
永井隆 「この子を残して」
...あまねく世間が知っている名前に相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この慣習が全然両親にまかされる時にほとんどあまねく人口を増加する傾向のあることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また悲惨な結果をあまねく生じやすいものは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...右の結論がほとんどあまねく経験によって確証されるのがわかるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その代りに王に乞うて五十日間あまねく貧民に施さしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...一同へあまねく行き届いたか見届けた後食うべしと定めたそうじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...臨終に香気あまねく薫じた...
南方熊楠 「十二支考」
...あまねく上流人士に新しい美の世界を提供した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...あまねく漁(あさ)りつくしているので...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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