...いい考えが浮かばない...
海野十三 「地球要塞」
...いっこうに思い浮かばない...
太宰治 「女生徒」
...別に名案も浮かばないでしまった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ただ空で考えただけでは決して思い浮かばないような潜在的な意識を引き出し...
寺田寅彦 「科学と文学」
...なんのいい思案も浮かばないのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だれの頭にも浮かばないのだろう? 役所の同僚の一人は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...素子の顔に格別喜色が浮かばないのも当然である...
外村繁 「日を愛しむ」
...それらの疑問が頭に浮かばないではなかったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今想像してもまるで眼に浮かばない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...なにしろ君にいためられた皆(みんな)が浮かばないよ...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...伊代は九太の思い出が浮かばないだけでもいゝと思った...
林芙美子 「帯広まで」
...何かこういう若者の頭に浮かばない空想があるだろうか? 彼は天国へも昇れば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...とても浮かばない...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...破片や屍体が一つも浮かばないのだ...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...「さっぱり魚、浮かばないな...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...「魚(さかな)さっぱり浮かばないな...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...記憶も残らなければ想像も浮かばない...
柳田国男 「海上の道」
...ともすれば説明に堕(お)ちて具体的な姿が浮かばない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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