...それ故に軍人志望が空(むな)しくなると同時に外交官を志ざして旧外国語学校の露語科に入学した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...七 官報局及び雌伏時代露語の両川・高橋時代の官報局・精神心理の研究・罪悪心理と下層研究・最初の家庭生活の失敗・『片恋』・官報局を去る二葉亭の仕官を説く前に先ずその恩師古川常一郎を語らねばならない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...句拾ふや芒(すすき)さゝやき露語る蕋(しべ)の朱が花弁にしみて孔雀草(くじゃくそう)虻(あぶ)と蝶向合ひすがる九階草(くがいそう)七月九日 句謡会...
高浜虚子 「五百五十句」
...露語と朝鮮語の宣伝びらや...
林不忘 「安重根」
...露語の広告等掛けあり...
林不忘 「安重根」
...彼女の買った白樺の小箱のうらへ露語で何か書いてくれる...
谷譲次 「踊る地平線」
...露語の zima は霜(シモ)や寒(サム)や梵語(ぼんご)の hima(雪)やラテンの hiems(冬)やギリシアの cheimon(冬)やまたペルシア語の sarmai(寒い)にも似ている...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...この「ギリ」は露語の「ゴーラ」に縁がありそうに見える...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...一方ではまた露語でgがhに代用されまた時にvのように発音されることから見ると...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...今後は外国語学校にでも入って露語(ろご)をやろうと云って居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日本人の短篇を露語に訳して見たいという希望やら...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...外國語學校露語科の出身者で...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...数学などの普通学を露語で教える傍ら...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...露語でオショール...
南方熊楠 「十二支考」
...露語で雄ペツーフ...
南方熊楠 「十二支考」
...運よく小樽高商の露語教師になることができた...
柳田国男 「故郷七十年」
...先生は早く東京外国語学校の露語科を出られ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...露語に精しい加藤さんが碑に書かれた死者の名や簡単な履歴を読んで下さる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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