...雲脂(ふけ)が落ちるのは理智のしるし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こんなに雲脂(ふけ)が生(で)きて?」五十四主税が大急ぎで...
泉鏡花 「婦系図」
...一つ十銭の歯ブラッシや雲脂取(ふけと)り香水や時間表や蚤取粉(のみとりこ)などを買い集めてそのトランクの中に叩きこんで出かける手軽さとは...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...雲脂(ふけ)だらけな頭をした亭主を胸に抱へて...
薄田泣菫 「茶話」
...」と主人(あるじ)は雲脂取(ふけとり)でごり/\私の頭を掻きながら「髪の毛があつたところで...
薄田泣菫 「茶話」
...兩手には新聞紙を持つて雲脂を受けて居る...
高濱虚子 「俳諧師」
...「大變な雲脂だねえ」と細君は言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...雲脂(ふけ)の多い母親の髪を釈(と)いて梳(す)いてやっていた...
徳田秋声 「足迹」
...小谷さんは新聞にたまった雲脂(ふけ)と落ち毛を寄せて...
徳田秋声 「縮図」
...白い雲脂(ふけ)がたまっている...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...頭と身体とにたまってる雲脂(ふけ)...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...古い殼や雲脂や影は...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...雲脂(ふけ)くさきは書生部屋にして安煙草の脂(やに)臭きは区役所と警察署なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...そうして其所(そこ)に溜(たま)っている雲脂(ふけ)をごしごし落し始めた...
夏目漱石 「道草」
...すっかり考え込んで火鉢へ雲脂(ふけ)をくべているようだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その柱はひどくグラグラしていて天井から砂埃(すなぼこり)が二人の襟足(えりあし)に雲脂(ふけ)のように降りかかって来た...
林芙美子 「清貧の書」
...生際(はへぎは)のあたりにいくらかの雲脂(ふけ)さへ見える...
平出修 「瘢痕」
...頭の雲脂(フケ)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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