...乙は神に訴うる語...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ちらと乙姫のうしろ姿を眺める...
太宰治 「お伽草紙」
...それでいて何やら意味ありそうに乙にすましているあの論文みたいなものだということになりそうだ...
太宰治 「如是我聞」
...「乙(おと)やん...
太宰治 「火の鳥」
...旅人乙は煙管を口から離して...
田中貢太郎 「涼亭」
...乙の方ではその合図の火影を認めた瞬間にぴたりと水の流出を止めて...
寺田寅彦 「変った話」
...この甲型の人の目から見ると乙型の人間は消極的退嬰的(たいえいてき)な利己主義者に見える...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...ゆでて三杯酢で食べるとなかなか乙なものだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...また乙なところもあるでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...第二楽章に歌曲「死と乙女」が採(と)り入れられ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...皆揃って乙類に属します(上二段の未然・連用と同音)...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...毬栗頭の事並に二九五カラットの事乙亥元旦午前四時二十分...
久生十蘭 「魔都」
...いや悲しみに沈むどんな哀れな乙女に対しても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...例えば「八に対する二十三の勝」というは乙組の廻了の数八甲組廻了の数二十三にして甲組の勝なりという意なり...
正岡子規 「ベースボール」
...乙女を拙者達も見たいもの...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...甲一、乙一、丙八...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうしようと思うているのかね?乙 そ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...甲が唱え乙丙丁がこれに賛同した言語の適用にして...
柳田國男 「地名の研究」
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