...如下虞舜孳孳爲レ善、大禹思二日孜孜一、成湯苟日新、文王不二遑暇一、周公坐以待レ旦、孔子發レ憤忘上レ食、皆是也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...当時の硯友社や根岸党の連中の態度は皆是であった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...皆是れ重景が爲(な)せる業と思へば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...以テ四海同胞皆是仏子ノ天道ヲ宣布シテ東西ニソノ範ヲ垂ルベシ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...例へば都筑馨六、小松原英太郎、藤田四郎、古沢滋の如き其他中央官府及び地方庁に散在する属僚の如き、皆是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...天親以來正見なく皆是生死の人と見え申候といひ...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...即ち第十二條に國司國造、勿斂百姓、國非二君、民無兩主、率土兆民、以王爲主、所任官司、皆是王臣、何敢與公、賦斂百姓、とあるが、これは當時の如き氏族制度時代に於て、即ち各氏族が公民(おほみたから)の外に多くの部曲民を私有して居つた際に、斯の如き憲法に據つて、官司は皆王臣、人民は皆王の人民と謂ふ主義を發表したのは、非常に進歩した考と謂はなければならぬ...
内藤湖南 「聖徳太子」
...皆是れ自ら解釈せんと欲して能はざるの現象なり...
夏目漱石 「人生」
...傍の人皆是を見て驚かざる者なし...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...世間の所謂(いわゆる)家庭教育というものは皆是ではないか...
二葉亭四迷 「平凡」
...これは両説皆是(ぜ)であるかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...論理を守るものと、論理を守らざるものと、皆是なり、皆非なりといひてはおそらくは批評にはなるべからず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...さらば逍遙子は衆理想皆是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これに對して皆是皆非なりとのみいひて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...われは敢て衆理想皆是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...衆理想皆是皆非なりといひしは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...安能皆是(いずくんぞよくみなぜならんや)」という見識である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...時勢を動かすの人は皆是れ...
山路愛山 「明治文学史」
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