...虞舜(ぐしゆん)の孳孳(じじ)として善を爲し、大禹(う)の日に孜孜せんことを思ひ、成湯(せいたう)の苟(まこと)に日に新にせる、文王の遑(いとま)あき暇(いとま)あらざる、周(しう)公の坐(ざ)して以て旦(たん)を待(ま)つ、孔子の憤(いきどほ)りを發して食を忘るゝ如きは、皆是なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...共(とも)に皆是(みなこれ)を過去(くわこ)の精神病學(せいしんびやうがく)と比較(ひかく)するならば...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...以テ四海同胞皆是仏子ノ天道ヲ宣布シテ東西ニソノ範ヲ垂ルベシ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...例へば都筑馨六、小松原英太郎、藤田四郎、古澤滋の如き其他中央官府及び地方廳に散在する屬僚の如き、皆是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...例へば都筑馨六、小松原英太郎、藤田四郎、古沢滋の如き其他中央官府及び地方庁に散在する属僚の如き、皆是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山間のもの凡て皆是れなり...
長塚節 「草津行」
...皆是れ自ら解釈せんと欲して能はざるの現象なり...
夏目漱石 「人生」
...釋迦如來皆是吾子等云々(しやかによらいみなこれわがこうんぬん)...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...世間の所謂(いわゆる)家庭教育というものは皆是ではないか...
二葉亭四迷 「平凡」
...過去未來のものでも皆是を知り得て所謂一切智を成就する...
松本文三郎 「印度の聖人」
...其所詠皆是清淡蕭灑...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...反對のみなる意義に於いては、着眼次第にて衆理想皆大なりともいふべく、衆理想皆小なりともいふべけれど、矛盾の意義に於いては、縱令(たとひ)その着眼點殊なりとても、衆理想皆是なり、皆非なりといはむこと、尋常の論理の許すところにはあらざるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が衆理想皆是なりといふや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ライプニツツは總ての哲學系皆是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...さらば逍遙子は衆理想皆是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...然れば宇宙有る所の諸国皆是れ一身体にして...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...それ等はすべて皆是からの問題である故に...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...皆是れ前例なく先蹤(せんしよう)なく...
山路愛山 「明治文学史」
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