...今は手が離せないの...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...いろいろと手離せない御用もおありだろうけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...新聞は私たちの生活からは離せないものとなつた...
種田山頭火 「其中日記」
...日露修好條約の後始末をしてゐるのだから手が離せない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...引き離せないものとはなっているが...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...燕と酒の香(か)とはどうしても想像から切り離せない...
夏目漱石 「草枕」
...心は焦(あせ)る、気は揉(も)める、手は離せない...
夏目漱石 「坑夫」
...私はお母さんとこ離せないの……」「そんなに悪い? 困るなア」「……」折から「夕べの祈りをせよ」と訓(おし)ふるようなお寺の鐘が...
野口雨情 「女王」
...容易に手離せない程の愛情を持たれる小説が書けたら...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...――俺は今手が離せないことがあるし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もっとも平次は外(ほか)に手の離せない南町奉行所直々の御指図の仕事があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この土地とは切り離せないものがあるのではないかとおもえた...
原民喜 「永遠のみどり」
...稽古不足は恐ろしいもの未だに台本を離せない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こうしたことは庶民の謬説(びゅうせつ)と切っても切り離せないものであることを悟った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...女の子二人はどうしても離せない...
山本周五郎 「山彦乙女」
...呂布だけは目の離せない曲者(くせもの)と予は思うが」「ですから...
吉川英治 「三国志」
...離せない...
吉川英治 「三国志」
...これから眼の離せない人物だと思う』『して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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