...豚の骨(あら)を舐(しゃぶ)る如く...
石井研堂 「元日の釣」
...手の掌(ひら)を離して二度ばかり空(くう)を舐めて...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...俳諧は世の辛酸を舐(な)むる人のために存在しているものともいえる...
高浜虚子 「俳句への道」
...火勢はいやが上に募って広小路をも一舐(ひとな)めにせん有様でありますから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...下唇を舐(な)めた...
谷譲次 「踊る地平線」
...所嫌はず舐め廻した...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...皿が隅々まで磨かれた大理石のようになるまで舐め回した...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...人を舐(な)めたやうな彼の態度が憎(にく)かつた...
徳田秋声 「風呂桶」
...「手前も佛樣の涙を舐(な)めた事はあるめえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手輕な舐(な)め物をあしらつた膳部が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...単身神戸へ出てつぶさに辛酸を舐めたらしかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...上方では舐(ねぶ)り人形とか...
柳田国男 「故郷七十年」
...胆(きも)を舐(な)めても修行を続けると書いてある...
吉川英治 「剣難女難」
...柳営一帯を舐(な)め狂ッている風火で...
吉川英治 「私本太平記」
...町を舐めつくした炎は...
吉川英治 「平の将門」
...阿波の秘密を見破ろうとしてつぶさに苦心を舐(な)めてきた実情を明かしたので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...嶽丸(たけのまる)の重要な建物を舐(な)めつくした...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ペロペロと舐め続けていた……...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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