...句拾ふや芒(すすき)さゝやき露語る蕋(しべ)の朱が花弁にしみて孔雀草(くじゃくそう)虻(あぶ)と蝶向合ひすがる九階草(くがいそう)七月九日 句謡会...
高浜虚子 「五百五十句」
...炎天に立出でて人またたきす会のたび花剪(き)る今日は額(がく)を剪る美しき蜘蛛居る薔薇(ばら)を剪りにけり黒ずんだ染(し)みが美くし孔雀草(くじゃくそう)七月三日土筆(つくし)会...
高浜虚子 「六百句」
...一つにクジャクソウ(孔雀草の意)と呼ばれ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...孔雀草(くじゃくそう)...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...総ての花皆うつくしとのみ見し中に孔雀草といふ花のみひとり厭(いと)はしく思ひぬ...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...孔雀草(くじゃくそう)などが緑の島のように...
松本泰 「秘められたる挿話」
...伊予の方に行くと雀草...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いま花の眼についたは、罌粟(けし)、菖蒲、孔雀草、百日草、鳳仙花、其他、梅から柿梨茱萸(ぐみ)のたぐひまで植ゑ込んである...
若山牧水 「梅雨紀行」
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