...どうしても祖先の人物が独り際立って大きく見ゆる...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...ひときわ際立ってくさい...
高見順 「いやな感じ」
...その中で際立って大きいのを...
太宰治 「小さいアルバム」
...別に際立ってどうと云う身じまいもしませんけれど...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...際立って耳についた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...茶店の毛布が際立って赤く見えるころになると...
田山花袋 「新茶のかおり」
...ことに新しく買ったツルゲネーフ全集が際立って目に附く...
田山花袋 「蒲団」
...際立って意気に見せていた...
徳田秋声 「爛」
...その光は物影とくっきり際立って見られる都会のと違って...
豊島与志雄 「道連」
...土手に人力車の数の少くなった事が際立って目についた...
永井荷風 「里の今昔」
...商売柄身のこなしの鮮やかな水際立って美しい女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その立派さが際立って...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...痩せた肩つきとが際立って見え...
室生犀星 「三階の家」
...ひゅうひゅうと云う音だけは矢張際立って聞えるのである...
森鴎外 「心中」
...しかし「日本の眼」が見ればその模様の中で際立って美しいものは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...おもながの顔は眼鼻だちが際立っていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...眼だまと口だけが際立って大きかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...際立って功績もない...
山本周五郎 「竹柏記」
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