...この人形だけが際立って新しく...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ひどく際立ってみえるんですが...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...際立っていい声が在って...
太宰治 「I can speak」
...際立って耳についた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ことに新しく買ったツルゲネーフ全集が際立って目に附く...
田山花袋 「蒲団」
...際立って意気に見せていた...
徳田秋声 「爛」
...特にこの場合にどんなところで自分たちが際立っているのかを知り合っていたら...
豊島与志雄 「作家的思想」
...廊下が際立って美しく拭きこまれ...
豊島与志雄 「死ね!」
...商売柄身のこなしの鮮やかな水際立って美しい女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...際立っていゝのはゐない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...序幕の舞台が廻ってからが際立ってよかった...
宮本百合子 「印象」
...普通の子供とは変ったところが際立って見えた...
室生犀星 「童話」
...この家はいつも際立ってひっそりしているように思われた...
森鴎外 「雁」
...際立って人の注意を惹(ひ)くようになった...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...際立って立派な服装の方がいらっしゃいまして...
山本周五郎 「風流太平記」
...どうもお手際が生徒さん達よりも水際立っているようです...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...窓の外をはるかに横切る電車の音ばかりが急に際立って近付いて来た...
夢野久作 「暗黒公使」
...際立って風があるでもないに...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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