...そのばか馬(ま)をこっちに投げてくれ」という西山の声がことさら際立って聞こえてきた...
有島武郎 「星座」
...際立っていい声が在って...
太宰治 「I can speak」
...その中で際立って大きいのを...
太宰治 「小さいアルバム」
...この頃際立って私にわかってきたのは...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...温度の違いが際立って分る...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...際立って耳についた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...茶店の毛布が際立って赤く見えるころになると...
田山花袋 「新茶のかおり」
...頬骨(ほおぼね)が際立って高く見えた...
徳田秋声 「足迹」
...特にこの場合にどんなところで自分たちが際立っているのかを知り合っていたら...
豊島与志雄 「作家的思想」
...変化はとても唐突で環境の違いが余りにも際立っていたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...却って際立って見える下腹や...
山本周五郎 「青べか物語」
...おもながの顔は眼鼻だちが際立っていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...――この藩ではその点がことに際立っていた...
山本周五郎 「いさましい話」
...眉と眼が際立って美しかった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...際立って美しい令嬢が...
山本周五郎 「半之助祝言」
...際立って逞しいうしろ姿は...
山本周五郎 「ひとごろし」
...ここのは特別に際立って鮮やかだった...
横光利一 「旅愁」
...際立って頬骨(ほほぼね)の目立つ顔を持った痩身(そうしん)の男であった...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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