...この辺では際立って垢抜(あかぬ)けがしていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...非常に際立っている(図359)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それでも水際立って一流の芸術家だったお兄さん...
太宰治 「兄たち」
...彼等は自分の銀行が狭くて暗くて不体裁で勝手の悪い点で際立っていることを自慢さえしていて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...仁科博士の文章は水際立っているようだ...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...その光は物影とくっきり際立って見られる都会のと違って...
豊島与志雄 「道連」
...水際立って目につくような...
豊島与志雄 「紫の壜」
...土手に人力車の数の少くなった事が際立って目についた...
永井荷風 「里の今昔」
...そこでそう際立って大きな鈍い物音はしなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...中にも和辻哲郎氏の活動が私ども一般の青年には際立って見えた...
三木清 「読書遍歴」
...痩せた肩つきとが際立って見え...
室生犀星 「三階の家」
...それがいっそう際立ってみえた...
山本周五郎 「季節のない街」
...眼だまと口だけが際立って大きかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...眉と眼が際立って美しかった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...だからこの少年の容貌の端麗さに驚かされた私の眼は、その次の瞬間に、本能的に少年の服装に移って行ったが、これも亦、際立って異様で、見事なものであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...ここのは特別に際立って鮮やかだった...
横光利一 「旅愁」
...庭内の砂の白さがくっきりと際立って鮮やかだった...
横光利一 「旅愁」
...竈(かまど)の数が際立って増加している...
吉川英治 「三国志」
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