...まず約一〇万年の間人類は一種の精神的冬眠の状態にあったのでいかなる点でも現在の最未開な自然民俗に比べて相隔ることいくばくもない有様であった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...彼方(かなた)に隔るのが...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...間(あわい)隔る...
泉鏡花 「海神別荘」
...同じ伊予の国内で僅か三里隔る大洲領内へさえ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...書かぬ文字言はぬ言葉も相知れど如何すべきぞ住む世隔る しみじみとこの六月程物云はでやがて死別の苦に逢へるかな 信濃路の明星の湯に友待てば山風荒れて日の暮れし秋 我泣けど君が幻うち笑めり他界の人の云ひがひもなく から松の山を這ひたる亡き人の煙の末の心地する雨休みなく地震(なゐ)して秋の月明にあはれ燃ゆるか東京の街大正十二年秋の関東大震災は今日から見れば大したことでもなかつたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...同じ釜の飯を食えば思うことはそんなに隔るわけのものでもない...
本庄陸男 「石狩川」
...二されば地と隔る器(うつわ)はなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...その距離が隔るほど...
柳宗悦 「工藝の道」
...その距離が隔るほど...
柳宗悦 「民藝四十年」
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