...雖二四端一遂陷二不善一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...自分の情調は直ちに混亂と迷惑とに陷らざるを得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...長く浮ぶ瀬なき罪人の陷いるなる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...絶えず處處に土地の隆起や之に伴ふ陷沒が起つて居ります...
江南文三 「佐渡が島から」
...そばに夜(よる)も日(ひ)も*言あざやけき人間の富裕の都市を陷れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まったくのやくざ者(ヴォーリアン)じゃありませんか!」彼は極度に興奮状態に陷っていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...或は憲法の原則と相扞挌するの病に陷りたりと爲し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...道傍(ばた)に兎を捕るとて笹の葉をまげて細工した陷穴が二つばかりあつた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...幾度か氣を喪(うしな)つては何刻となく深い眠に陷(お)ちました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右京を窮地(きゆうち)に陷(おとしい)れた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船頭の傳六といふ惡者の手に陷(お)ち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな境遇に陷(おと)し込んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帝室は恰も政治社會の塵埃中に陷りて...
福沢諭吉 「帝室論」
...農夫は甚だしい貧困に陷り...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...そのことはいかに習慣がデカダンスに陷り易いかを示すものである...
三木清 「人生論ノート」
...近代の主觀主義は秩序の思想の喪失によつて虚無主義に陷つた...
三木清 「人生論ノート」
...あらゆる從來の唯物論の主缺陷は...
三木清 「認識論」
...われは唯隨處に立者が自語相違の過に陷りたるを示しゝならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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