...之に反して成長の意識は一度具體的經驗の深みに陷つて死ななければ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...巧みにこの陷穽から脱れてゐることを知つてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...靈媒を無我の境に陷し入れるもう一人の術者が要るのが普通である...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...但しは此の横笛を飽くまで不義淫奔に陷(おとしい)れんとせらるゝにや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...人間の生活は特殊的なものに關してしばしば誤謬に陷り易いことを告白しなければならず...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...迷想に投じて之れを死地に陷る其目的唯だ破壞に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...後には謂れなき報償を強請して閣下を陷擠せむと試むるの主謀者なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...猶ほ共和演説事件を以て尾崎氏を攻撃したる戰略(タクチツク)に同じ其妙は構陷に巧みなるに在り而も正々堂々たる勝敗は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...藤子は手術の缺陷のあつた爲めか盲膓炎を再發して昨年の秋に死んだのである...
南部修太郎 「疑惑」
...罠(わな)に陷ちるものだよ」平次もさすがに感慨深さうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人を一緒に人殺しの罪に陷(おと)さうとしたのだ」「――」皆んな顏を見合せて默つてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さればこそそれは個々の現在個々の活動の缺陷を...
波多野精一 「時と永遠」
...一切のドグマ的なるものを解消する方法と矛盾に陷ることとなる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...絶對的な不合理に陷ることなしには否定され得ぬところの必然的な...
三木清 「歴史哲學」
...海岸の陷沒地が澤山あつて...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...俺の運命の前途に大きな陷穽の潛んでゐるのは...
横光利一 「書翰」
...南京陷落に寄すわづか一世紀に滿たないうちに...
吉川英治 「折々の記」
...また慘たる殺し合ひやら陷し合ひをやつて...
吉川英治 「折々の記」
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