...このときより腐れたる世界の暴力は入りきぬ、詭計や陥穽も...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その責の大半は本来マルクシズムに含まれる一つの根本的欠陥と...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...今の家庭説は徒らに社会に驕奢を勧めたるの結果に陥るのである...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...人事不省(じんじふせい)に陥(おちい)った...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...脳貧血に陥(おちい)りそうになった...
海野十三 「人間灰」
...こういう迷いに陥らぬよう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...この間中あんなに酒に酔いしれて前後不覚に陥ったのは...
谷崎潤一郎 「鍵」
...人を無実の罪に陥れ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...思うに盲目の少女は幸福な家庭にあってもややもすれば孤独(こどく)に陥(おちい)り易(やす)く憂鬱(ゆううつ)になりがちであるから親たちはもちろん下々(しもじも)の女中共まで彼女の取扱(とりあつか)いに困り...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...昌泰四年の正月にその政敵を陥(おとしい)れることに成功してからは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ある処は叙述が説明に陥るのを憂ひ...
田山録弥 「小説新論」
...間違ってもこういう陥井に墜ちてはならない筈である...
戸坂潤 「読書法」
...現在のインテリゲンチャ諸論の内には二つの欠陥が見出されると思われる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...と、同時に、池上の体当りを食った追手の一人は、脚を天へ上げて、白い飛沫を、つづく味方へ浴びせかけて、川の中に陥った...
直木三十五 「南国太平記」
...文明の今日(こんにち)なおこの弊竇(へいとう)に陥(おちい)って恬(てん)として顧(かえり)みないのははなはだしき謬見(びゅうけん)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...際限も無い罪悪の淵へ陥ち込んで行ったのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...今もなほ一般の人はこの誤解に陥り居る者の如し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...感情の悩(なやみ)に陥らせるようなものだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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