...容易に陥らないのです...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...此失業者の多くなつた事の為に社会が不安の状態に陥らんとするので...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...彼は今日の窮境に陥るまでは頑冥(がんめい)にして悟るところ無く...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...社会構造の欠陥ということも考えられねばならぬが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...」第一次世界大戦後から、現在までの、日本の社会情勢とか時代思潮とか人心の帰趨とか、そのようなものから、一転して、政治の欠陥、つまり根本的な責任感の欠除を追求し剔決してみたい...
豊島与志雄 「聖女人像」
...浮世絵木板摺(もくはんずり)はよくこの欠陥を補ふものにあらずや...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...赤十字病院に入ると間もなく危篤(きとく)に陥った...
永井荷風 「ひかげの花」
...人間としての致命的欠陥であるかも知れぬことに思い到った...
中島敦 「光と風と夢」
...もう既に陥ってしまっている連中も沢山あるらしい...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...――どんな社会だって陥欠(かんけつ)のない社会はあるまい」「それはないだろう」「ないとすれば...
夏目漱石 「三四郎」
...君が心配するほどのことはないよ」底(てい)の考えでますます深みに陥(おちい)るのもわれわれはしばしば見る...
新渡戸稲造 「自警録」
...古(いにし)えの立法家のしばしば陥ったところである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...六つばかりの正月(多分)丁度旅順が陥落し...
宮本百合子 「記憶に残る正月の思い出」
...我々はとんでもない混乱に陥ることであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうして深々と陥(は)まり込んでしまったのであった...
夢野久作 「戦場」
...なんじを罪に陥さばこれを断(き)り棄てよ...
夢野久作 「一足お先に」
...白狼山(はくろうざん)を陥し...
吉川英治 「三国志」
...これも一日で陥ちそうになった...
和辻哲郎 「鎖国」
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