...半(なかば)はその誘惑に陥つたからである...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...許す可からざる誤謬に陥りしと少からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...校長先生が奉天が陥落(かんらく)して...
徳永直 「戦争雑記」
...何かの欠陥に突き当った感じである...
豊島与志雄 「憑きもの」
...しかもまだ名もなく不正もなく汚点もなく要求もなく欠陥もないままの状態にあるものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...強(し)いて之(これ)を語ろうとすれば誇張に陥り...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...確かにこれは駒井能登守が窮地に陥ったなと...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし実地家(じっちか)の中にも同じ過(あやま)ちに陥(おちい)るものが多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...厭味(いやみ)たっぷりの文句や人を陥(おとしい)れる言い振(ぶ)り...
新渡戸稲造 「自警録」
...十二私は其の時から直ちに滾々(こんこん)たる眠りに陥りました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...武揚と事を倶にする大鳥圭介等が松前の城を陥れ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...西ゴート族の王アラリックがロマを陥れた事件を動機として...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...却ってこの邪道に陥って又と再び本通りに帰る事が出来ないようになる恐れがあるのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...「伊丹城は完(まった)く陥滅(かんめつ)...
吉川英治 「黒田如水」
...けれど、陥ちない...
吉川英治 「三国志」
...これを陥(おと)すと...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだまだ半月や一月は支えきっていると信じていたが」高遠陥落(かんらく)と聞いたときなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...要求の前に自己の欠陥を恥ずる心と...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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