...それに添えた文章をいつも附き添っていた稲垣氏に訳させてはいかにも無邪気な笑いに耽(ふけ)られました...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...かの女の顏からふツくらした肉附きが殺げて行くやうだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...『附き來(こ)よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...なかには一生それが附きまとって...
中里介山 「大菩薩峠」
...小豆とお頭附きを買うことにあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...附き合ひで風邪などを引く柄ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...べつとり紙に血が附きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...堪忍して」わななく二つの掌(たなごころ)が白刃を潜って執抛(しつこ)く附き纏(まと)うには...
野村胡堂 「百唇の譜」
...紋附きの羽織を着た...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...出立の間際には必らず附きものの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そのまわりに附き添っていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...村の人達だってあまり附き合いたがらないし...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...こゝまで流れて来た刹那! 私はハツ! と気附きました...
牧野信一 「青白き公園」
...大学へはいつも夫人と書生のようにしていたアウグスト・ファウスト氏とが附き添って馬車で来られた...
三木清 「読書遍歴」
...私と附き合つていた頃は...
三好十郎 「肌の匂い」
...二人の客に三人の給仕が附ききりである...
森鴎外 「普請中」
...某誌から念入りな註文附きの書直しを要求して...
夢野久作 「スランプ」
...私に断えず附き纏(まと)っているものは自負の反対に立つ不足不備の意識と謙抑羞恥の感情とである...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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