...それが文禄年間になると...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...秋風というと色のさめた蕭殺(しょうさつ)の気のあるものとのみ考えられていた元禄時代には思いつかぬ趣向であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...即ち文禄三年の秋を去ること餘り遠くない同じ年の冬か...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...小菊は親たちが微禄(びろく)して...
徳田秋声 「縮図」
...「身禄さんなら、知っています...
豊島与志雄 「霊感」
...相当の貫禄があるのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...官禄の一銭も身に受けていないし...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...三万七千石の大禄を食(は)みましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのころ幕府が江戸の新徴組と共に新撰組を禄位(ろくい)をもって優待しようとしたのにたいして...
服部之総 「新撰組」
...元禄の着物を着て...
火野葦平 「花と龍」
...元禄十一年(1698)に出版された貝原損軒(そんけん)(益軒)の『花譜』には「正保(しょうほ)の比(ころ)はじめてもろこしより長崎へきたる」と述べ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...俳句界二百年間元禄と天明とを最盛の時期とす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...『食鑑』は元禄八年人見元徳撰す...
南方熊楠 「十二支考」
...終身禄奉還一件也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――それが、元禄となっては、人間が犬より下におかれても、蓆旗(むしろばた)一つ振るやつもない...
吉川英治 「大岡越前」
...元禄になってからは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...元禄の淫逸(いんいつ)...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??