...こうして禄を頂いている甲斐がないじゃありませんか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...と思うとその元禄女の上には...
芥川龍之介 「葱」
...文禄(ぶんろく)慶長(けいちやう)の頃...
芥川龍之介 「風変りな作品に就いて」
...この時検挙されたユタの親玉は小禄(おろく)のクンパタグワーのユタ...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...その艶っぽい花やかな元禄張の芸風を示した顔見世狂言は『新著百種』であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...元禄中をさかりにへたる人の老ての作なり)件(くだん)の花水祝ひは神秘(じんひ)と有(あれ)ば別にゆゑよしもあるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...食禄が頂戴できないまでに窮乏してしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...微禄ながら幕府の禄を食(は)む身分でありながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまさら徳川の禄(ろく)を食(は)んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ないし爵禄財宝(しゃくろくざいほう)のためではない...
夏目漱石 「野分」
...これも元禄(げんろく)年間に建った表町通りの紙店(かみや)の荷蔵がある...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...元禄の美人と文化以後のとはまるで好みが違っている...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...年の瀬をひかえての食禄半減は...
山本周五郎 「日本婦道記」
...わけていま、永禄四年ごろは、後の天正、慶長などの時代よりは、もっともっと人間が骨太(ほねぶと)だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...過ぐる永禄四年の大戦に...
吉川英治 「上杉謙信」
...禄(ろく)を離れ...
吉川英治 「剣の四君子」
...禄を漁(あさ)りあるいているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今では禄を辞して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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