...少しは路の嶮岨(けわし)けれど...
巌谷小波 「こがね丸」
...後檣(ミズンマスト)山と言われているごつごつした嶮岨(けんそ)な高地になっていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...登りといつても格別嶮岨といふほどではなかつたし...
徳田秋聲 「霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ」
...少し嶮岨だが山道をつたって...
豊島与志雄 「食慾」
...木曾海道の主なる嶮岨もやっと終ったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...嶮岨な山壁を見てゐると...
林芙美子 「屋久島紀行」
...こうして二里三里の嶮岨(けんそ)の山を越えなければ...
柳田國男 「地名の研究」
...彼等はそれから嶮岨(けんそ)な山道を越えたり...
夢野久作 「狂人は笑う」
...国は嶮岨(けんそ)で...
吉川英治 「三国志」
...張松は、答えて、「蜀道は、嶮岨な上に、途中盗賊の害多く、とうてい、貢ぎを送る術(すべ)もありません」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...南山の道は狭く甚だしく嶮岨であるからだ...
吉川英治 「三国志」
...ことに嶮岨な山岳地帯では...
吉川英治 「三国志」
...山道はなかなか嶮岨(けんそ)であるし...
吉川英治 「三国志」
...うしろは嶮岨だが...
吉川英治 「三国志」
...「君らは蜀の山川(さんせん)がいかなる嶮岨(けんそ)か知らないとみえる...
吉川英治 「三国志」
...さしもの嶮岨(けんそ)ものぼり切ってしまうと...
吉川英治 「私本太平記」
...木曾も頑強です」「福島の嶮岨(けんそ)を擁(よう)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...三国山(みくにやま)の嶮岨(けんそ)から取って返して...
吉川英治 「新書太閤記」
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