...何の雑作もなく片附いてしまふ...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...御安心なさい」と附け加えた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...附近の村々へひろがっていったのである...
海野十三 「宇宙戦隊」
...物の黴附(かびつ)くやうな...
鈴木三重吉 「桑の実」
...まだ本尊が悉皆(すっかり)出来上がらない中に、附属品も、納まるものもチャンと揃(そろ)っている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...再び警固(けいご)の人数に加わって車の跡に附き随い...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ナオミのことですっかり味噌(みそ)を附けてしまって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私は初めて落ち附いた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...急に荒地の附近には人の姿が見えなくなった...
豊島与志雄 「土地」
...あんな事のあつた後ですから――でも先代からのお附合ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんたの附値(つけね)はどの位なんで?」「私の附値ですって! どうもこりゃ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どうにかこうにか解決を附けた...
森鴎外 「かのように」
...それが見附かり次第...
森鴎外 「高瀬舟」
...かの国では藍絵染附は支那の磁器を摸して生れたのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...純楮耳附のもので...
柳宗悦 「和紙十年」
...即ち物の名の附け方と小児の生活...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...隣村の大工さんに附けてもろうたのだそうです」「そうするとこの家(うち)に引移った当時の事だな」「よく知りませんがヨッポド前だそうです」「フム...
夢野久作 「巡査辞職」
...垂井(たるい)の宿(しゅく)附近まで出ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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