...そこには工事監督の不破の関守氏が行者のような風(なり)をして立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし、不破の関守氏は、土地の関係上、竹中半兵衛に興味をこそ持て、これを研究こそしておれ、自分が半兵衛を以て自ら任ずるほどには己惚(うぬぼ)れていないこともたしかです...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういうことは知ろう由もない不破の関守氏には...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つは不破の関守氏の用意のほどもあることでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにしても、今日は関守氏、ことのほか艶福の日と見えて、走井の水をたずねた時は花売りの乙女――寒雪画伯の別荘で名所を見せてくれたのが極めて尋常ながら、これも年に於ては不足のない妙齢の処女、こんどこのところへ来て見ると、現われたお宮さんがすごいような丸髷の大年増ときている...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏が気をつけて見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏附きの直参(じきさん)となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...艾(もぐさ)でも取ってけえりゃいいんでござんすか」「そこだ」と不破の関守氏が少しはずんで...
中里介山 「大菩薩峠」
...これからが関守氏とお角さんの...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏から使者が来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく甲斐甲斐しく炉辺の座に招じて置いてから、不破の関守氏は、「君たち、まだ夕飯前だろう、何もござらぬが手前料理の有合せを進ぜる」と言って、膳部を押し出したのを見ると、お椀も、平(ひら)も、小鉢、小皿も相当整って、一台の膳部に二人前がものは並べてある、しかも相当凝っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏は座談の妙手である...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏が現われました...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏の腕の振いどころでなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは不破の関守氏の当然の見立てでもあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬が挨拶をしたに過ぎないということを関守氏が知ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は関守であるし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...文字ノ関守の時代も...
吉川英治 「随筆 新平家」
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