...世々清水越(こえ)の関守(せきもり)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...いかにせんわがかよひ路の関守は関もゆるさずなか/\にと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...ここで関守(せきもり)の男が来て「通行税」を一円とって還り路の切符を渡す...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...そこで関守の組子が弁慶の行手を遮(さえぎ)ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関屋の関守氏が事新しく説明するまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかくあちらで万事」関守氏が飛脚を導いて行くと、お雪ちゃんは、「では、関守さん、後ほど」と言って、辞して自分の離れの方へと帰りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹の山荘に不破の関守氏を訪れての会話が漸く興に乗ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...これはたしかに不破の関守氏に相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここを訪うて来た関守氏は...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏附きの直参(じきさん)となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏の背中を流すことは器用を極めている...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏は一視同仁の会釈を賜わったのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...次の間に寝ていた不破の関守氏も...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏の手には、先刻がんりきの百の手から受取った青嵐居士の手紙の一通が、無雑作(むぞうさ)に握られてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...関守氏の提案はことごとく嘉納せられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏から予備知識を与えられた...
中里介山 「大菩薩峠」
...「銭(ぜに)だよ、こん中に、銭がいっぺえ詰ってるんだぜ」「そいつぁ驚いた」と、関守氏と、がんりきと、二人が思わず音(ね)を上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...頑強な関守の本田大助も...
野村胡堂 「笑う悪魔」
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