...彼と会うといつも間が悪いタイミングで会ってしまう...
...試験当日に限って電車が遅れるという間が悪い事態に遭遇した...
...今週中には書類を提出しなければいけないけど、風邪を引いてしまった。本当に間が悪い。...
...知り合いの間で隔てができて、仲違いしている様子を「相間が悪い」と言うことがある...
...何分世間が悪いでしょう...
伊藤左千夫 「春の潮」
...間が悪いときには悪いもので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...間が悪い時には悪いもので...
薄田泣菫 「茶話」
...こいさん」妙子は間が悪いらしく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いさゝか間が悪いと云つた顔をしてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何も世間が悪い事をするから自分も悪い事をしていいという法はありません...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...お客に対して間が悪いではありませんか...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...ABCを習うのも間が悪い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...間が悪いことに、難局を解決できる唯一の人物が戦闘不能になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...どうも斯う讚めてばかりゐては間が悪いことだが...
牧野信一 「松竹座を見て(延若のこと)」
...何だか間が悪いな……西部にも一辺伴れてツてやるぞ――ぢや僕は今からピストルを練習しておかうかな――馬鹿ア...
牧野信一 「毒気」
...と云つて今更そんなことを友人に訊くのも間が悪いので...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...間が悪いからクルリと廻って屏風の裡へ隠れました」というこの演出も見事である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...「間が悪い」の上へひどい扮りをしていますからなどとひと言も断っていないところに注目して貰いたい...
正岡容 「我が圓朝研究」
...間が悪いと連行されるので...
宮地嘉六 「老残」
...「月に十円ずつ出しとくれやす人はなかなかあらへんのやけど、放とくわけにも行かん故、間が悪いけど、川窪はんに出(だ)いてもろうと思うとるんえ...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...メフィストフェレス間が悪いが打明けて言いましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...なんともかとも間が悪い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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