...晦迷なる意識の中に閃き又閃く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...言ふ事に時々利害の觀念が閃く...
石川啄木 「葉書」
...迅い閃く稲妻のように...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...水の中で閃く刀、それを払った棒...
直木三十五 「南国太平記」
...あわただしく閃く...
直木三十五 「南国太平記」
...鳥が鳴く、東の国に行き向い、千々の心を、尽しつつ荒びなす、醜(しこ)の醜臣(しこおみ)打ち払い、功業(いさお)立てなむ真心は、霞と共に大空に立渡りける「よう、よう」と一人が、叫んだ時、君不見(きみみずや)、方今天下転変の状内外上下都失倫(すべてみちをうしなう)「ちぇすとうっ」「舞うぞ」と、叫んで、有村が、影の閃く如く、座の真中へ出た...
直木三十五 「南国太平記」
...焚付の火のちら/\閃くのが植込の間から見える...
永井荷風 「羊羹」
...が、語る!怒り、淋しい頽廢の怒り、閃く、自棄的な時、どこにも快活な、何物へも得意さと云ふものが現はれない日、病的な程堪へ難い日がある...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...一つの瞬間のなかに閃く永遠のイメージにも...
原民喜 「鎮魂歌」
...一つの瞬間のなかに閃く永遠のイメージにも...
原民喜 「鎮魂歌」
...眼に閃くやうな輝きを見せて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あゝ父の血だ! とちらり閃く考へが...
水野仙子 「脱殼」
...たゞ下にはちらちら閃くものが走り...
水野仙子 「夜の浪」
...もうじきフラッシュが閃くぞと思うと...
宮本百合子 「顔を語る」
...私たちは閃くような思いで...
宮本百合子 「家庭と学生」
...烟と熱と舌のように閃く(ほのお)の燃立(もえたち)との間から...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...胸に閃くものがあった...
山川方夫 「あるドライブ」
...突如として閃くやうに旋囘して來る熊蜂の鋭い風...
横光利一 「榛名」
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