...江湖では、楚囚を助けるために冒険する勇士が描かれることも多いです...
...と云ふのが自分の書いたものを江湖に放つときの自分の信仰だ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...われ亦舊の如く江湖の窮措大なり...
大町桂月 「杉田の一夜」
...江湖万人の布施に対して何を酬ゐるか――自己革命のなさざるべからざるを考へざるを得なかつた(この事実については...
種田山頭火 「行乞記」
...春風秋雨八十年の生涯を此の江湖の水によつて遠く俗界と絶ち...
近松秋江 「湖光島影」
...敢て切に江湖の精讀を請ふ...
土井晩翠 「天地有情」
......
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...「実は今度江湖雑誌(こうこざっし)で現代青年の煩悶(はんもん)に対する解決と云う題で諸先生方の御高説を発表する計画がありまして...
夏目漱石 「野分」
...しかし江湖雑誌(こうこざっし)で聞けばすぐわかるさ...
夏目漱石 「野分」
...「先生は――あの――江湖雑誌(こうこざっし)を御編輯(ごへんしゅう)になると云う事ですが...
夏目漱石 「野分」
...ただ漫然たる江湖において...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...固より天性発明なる人(genius アル人)即ち天稟の聖人ならば山野に遊び江湖に泛びて高尚深遠の哲学を発明する所多かるべけれど...
正岡子規 「読書弁」
...喜んでこれを江湖に推獎せんとするものである...
松村任三 「大植物圖鑑」
...今日でも盛んに江湖専門の道場を開いて天狗道を奨励し...
夢野久作 「鼻の表現」
...江湖に小舟をうかべて遊び...
吉川英治 「三国志」
...江湖を横行すること多年...
吉川英治 「三国志」
...かつて、まだ光秀が、江湖を浪々して、病中の薬代にも、旅籠料(はたごりょう)にも窮していたとき、彼女がみどりの黒髪を切って金に換え、その急場を切りぬけて、良人(おっと)の素志(そし)を励ましたことなどは――彼女自身はおくびにも語ったことはないが、三ばんめの娘伽羅沙(がらしゃ)の良人(おっと)細川忠興(ただおき)の父――細川藤孝は酔うとよくこのはなしを持ち出して、光秀の苦笑を求めたものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...江湖(せけん)に高い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...江湖(せけん)の俗から拝まれている羅真人は...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??