...所が追ひついて見るとぢやんぢやんの正體は銅鑼と云ふ名を與へるのが僭越な程...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...銅鑼(どら)などを持った...
芥川龍之介 「上海游記」
......
違星北斗 「北斗帖」
...その銅鑼(どら)のぶら下げてある弁天島のまわりを押すな押すなと蝟集して...
海野十三 「軍用鮫」
...銅鑼は急に腹が減つたやうな声をして唸り出す...
薄田泣菫 「茶話」
...下からお松の身体を抱き上げると銅鑼(どら)を叩いていた男が上から手を出して引上げた――が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銅鑼にのる濡事なんてあるかえ」二人はそういううちにも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この楯は訪問を知らすべき銅鑼なのである...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...人(ひと)各々(おの/\)その仕事(しごと)に專念(せんねん)なる時(とき)は』と公爵夫人(こうしやくふじん)は咳嗄(しわが)れた銅鑼聲(どらごゑ)で云(い)つて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『夫人(ふじん)がお前(まへ)の身(み)の上話(うへばなし)を聞(き)きたいと被仰(おツしや)ッてだ』『話(はな)しませう』と云(い)つて海龜(うみがめ)は太(ふと)い銅鑼聲(どらごゑ)で...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...」別々に退場(銅鑼(どら))右隊登場...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...西土往来(欧洲旅行前及び旅中の詩廿九章)別離退船(たいせん)の銅鑼(どら)いま鳴り渡り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...中軍の鼓隊(こたい)鑼隊(らたい)に令して...
吉川英治 「三国志」
...銅鑼金鼓(どらきんこ)に脚を早め...
吉川英治 「三国志」
...一部の将士のほかは、みな城を出て、玄徳の軍をこの際徹底的に殲滅(せんめつ)せよ」張任は、こう勇断を下して、やがて一発の烽火(のろし)をあいずに、銅鑼(どら)、鼓(つづみ)の震動、喊声(かんせい)の潮、一時に天地をうごかして、城門をひらいた...
吉川英治 「三国志」
...銅鑼(どら)を鳴らして...
吉川英治 「三国志」
...一五月雨(さみだれ)は人を殺す? ……人入れ渡世の銅鑼屋(どらや)の亀さんの部屋にいる...
吉川英治 「醤油仏」
...銅鑼部屋へは帰らなかった...
吉川英治 「醤油仏」
便利!手書き漢字入力検索