例文・使い方一覧でみる「鐺」の意味
スポンサーリンク...鐺（かま）の内に声（こゑ）ありて我をいづくへ連（つ）れ行（ゆく）ぞといふに胆（きも）を消（け）し鐺（かま）をすてゝ逃（にげ）さりしに... 
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...両刀の鐺（こじり）は羽織の下から外（はず）れて見えています...
中里介山 「大菩薩峠」
...一間（いっけん）の唐紙（からかみ）は白地に秦漢瓦鐺（しんかんがとう）の譜を散らしに張って...
夏目漱石 「虞美人草」
...書画鼎鐺偶像貨幣ノ類...
※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］上漁史 「好古小言」
...要するに作者は鐺が百合の中にあるといふ光景がひどく嬉しくて堪（たま）らんのでそれを現はしたのであるさうなが...
正岡子規 「病牀六尺」
...左手の刀の鐺を其方（そっち）へつき出し...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...蓑から出ないように鐺下（こじりさが）りに差し...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...その長反りの刀の鐺（こじり）を...
吉川英治 「江戸三国志」
...侍の腕が新九郎の鐺（こじり）をぐいと掴んだ...
吉川英治 「剣難女難」
...太刀の鐺（こじり）に...
吉川英治 「私本太平記」
...国家老大石内蔵助（くらのすけ）の屋敷の長屋門のうちへ鐺（こじり）を上げた儘...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鐺（こじり）は白銀にて八寸ばかりそぎにはかせ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...合羽（かっぱ）の裾（すそ）から一本落しの鐺（こじり）をのぞかせ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いい所を見つけてきた」一角が鐺（こじり）を突いて立つと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...往来でも鐺（こじり）を上げて挑（いど）んでくる...
吉川英治 「松のや露八」
...差刀（さしもの）の鐺（こじり）や足拵（あしごしら）えなど浮浪の徒や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鐺（こじり）を背へ高く上げて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...刀の鐺（こじり）が羽織の裾（すそ）を蝙蝠（こうもり）のつばさのようにぴんとさせていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利！手書き漢字入力検索