...――一言(いちごん)にいえば豪傑(ごうけつ)だったじゃないか? それが君...
芥川龍之介 「一夕話」
...まあ一言(いちごん)にいえば...
芥川龍之介 「一夕話」
...苺(いちご)の色の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...いちごをつぶしたように...
海野十三 「超人間X号」
...ほそい、ゆきのした、のびる、どくだみ、かもじぐさ、なわしろいちご、つゆぐさなどが咲いた...
田山花袋 「田舎教師」
...御飯焚風情の嘴(くちばし)を入れる処(ところ)でないと一言(いちごん)の下(もと)に排斥して仕舞(しま)った...
永井荷風 「狐」
...都会の水に関して最後に渡船(わたしぶね)の事を一言(いちごん)したい...
永井荷風 「水 附渡船」
...「ついに泣かぬ弁慶も一期(いちご)の涙ぞ殊勝(しゅしょう)なる」から「判官(ほうがん)御手(おんて)を取り給い」の順序になるべきはずのところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれもその一言(いちごん)を聞けばただ恥じ入るよりほかに仕方がない...
夏目漱石 「行人」
...誰にでも話せるはずだと思いますがね」「私の胸に何にもありゃしないわ」単純なこの一言(いちごん)は急に津田の機鋒(きほう)を挫(くじ)いた...
夏目漱石 「明暗」
...主人が吾輩に一言(いちごん)の挨拶もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人間とはしいて苦痛を求めるものであると一言(いちごん)に評してもよかろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何もかも平次の指金だったことを一毫(いちごう)の隠すところなく言ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白い粉の薬を飲んだのが廿三の彼女の一期(いちご)の終りだった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...木苺(きいちご)がすこしあるばかりで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...蔭(かげ)にも日向(ひなた)にも一言(いちごん)でも云たことがあるか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...愛(あい)ちやんは殆(ほと)んど其(そ)の一語々々(いちご/\)を聽(き)き取(と)ることが出來(でき)ませんでした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...この朝をもって老いの武者声の一期(いちご)と誓っているもののように...
吉川英治 「新書太閤記」
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