...これに鏤(ちりば)むるときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...黄金を鏤(ちりば)めたる觀棚(さじき)など...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...青く瞬く星を鏤(ちりば)めた其隅々(くまぐま)には...
石川啄木 「鳥影」
...夢を鏤(ちりば)めた笏(しやく)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...真珠と黄金を鏤めた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...鏤心の秋、琴も文も同じ事なり、まづしい精進をつづけて行かうと思ひます...
太宰治 「文盲自嘲」
...背後ノ後頭部ニ附イテイル留金(とめがね)ニイロ/\ナ宝石ガ鏤(ちりば)メテアッテ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
......
アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...寄附金の額を鏤(ほ)りつけた石塔や札も...
徳田秋声 「黴」
...野生(やせい)松葉独活(アスパラガス)の実(み)が紅玉を鏤(ちりば)めて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...銀(しろがね)の月を鏤(き)つて御足(みあし)の台とすることがかなひませぬならば...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...双方に文字だけを鏤(ちりば)めたのがある...
夏目漱石 「虞美人草」
...鏤美(ルビー)の指輪を目立たぬように嵌めているのもあれば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...黄金の蓮の花の上に立っている宝石を鏤めた十六アンパン(約八十尺)の純金の仏陀像を挙げずとも...
久生十蘭 「新西遊記」
...光を鏤(ちりば)めた黒い船体が...
火野葦平 「花と龍」
...せめてあの宝石を鏤めた王冠型の方を望まなかつたんだらう...
牧野信一 「素書」
...お前の上に美しく鏤(ちりば)めてある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...足には宝石を鏤めた黄金の履をはいていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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