...長靴には黄金を鏤(ちりば)め...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...夢を鏤(ちりば)めた笏(しやく)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...切支丹屋敷にオオランド鏤版(ろうはん)の古い図があるということを奉行たちから聞き...
太宰治 「地球図」
...紫水晶と緑玉(エメラルド)とを鏤(ちりば)めて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...白金の鎖に鏤(ちりば)めてあるものは...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...かれはその光線の中までもその自分の持つてゐる恋心が細かに鏤(ちりば)められたやうに雑つて入つて行つてるのを感じた...
田山録弥 「赤い鳥居」
...寄附金の額を鏤(ほ)りつけた石塔や札も...
徳田秋声 「黴」
...コレヲ再鏤スルノ勞ヲ省クニ亦コレヲ用フ――其欲スル所ニ從ヒ其數ヲ増スヲ得...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...実に意想外な炬火(たいまつ)を鏤(ちりば)めた美しい青い掲示だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...詩経あたりへ行くと、私は大概自分で読んで、わからぬ所を先生や父に聞くという位に行ったから、素読は何らむつかしいものとは思わなかったが、詩経で小戎の篇の小戎※収、五※梁、游環脅駆、陰※※続、文茵暢轂、という所と、韓奕の篇の王錫韓侯、淑綏章、箪※錯衡、玄袞赤※、鉤膺鏤錫、※※浅韈、仗革金厄、という所だけは読みにくかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鏤美(ルビー)の指輪を目立たぬように嵌めているのもあれば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...光を鏤(ちりば)めた黒い船体が...
火野葦平 「花と龍」
...その嘴(くちばし)には寶石を鏤(ちりば)めた腕環を啣へてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...故に本書中の一版畫と雖も私に取つては鏤心刻骨の結果に成つたものに外ならない...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...お前の上に美しく鏤(ちりば)めてある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私はここにお前の名と姿と霊とを決して消える事のない深さで鏤刻(るこく)しよう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...呉家四十九代の祖虹汀(こうてい)氏の建立に係る――晨(あした)に金光を鏤(ちりば)めし満目(まんもく)の雪...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...金銀珠玉を鏤(ちりば)めた浴場(バス)を作って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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