...慶長二年三月上旬鏤刻(るこく)也」の二行を縦書す...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...これに鏤(ちりば)むるときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...長靴には黄金を鏤(ちりば)め...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...消えかゝる星を四つ五つ鏤(ちりば)めた黎明の空が深く沈んでゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...星の数々鏤(ちりば)めたやうな...
泉鏡花 「印度更紗」
...真珠と紅宝石とを鏤めたる青銅製の戦車と凱旋(がいせん)門の模型や各種宝石類とともに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...白金の鎖に鏤(ちりば)めてあるものは...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...金銀を鏤めた椅子だの卓子だの鏡だのいろ/\の装飾物が燦然と輝き...
谷崎潤一郎 「少年」
...蝶貝ヲ鏤(ちりば)メタ鼈甲(べっこう)ノ櫛ヲサシテイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...それに大振りな珊瑚(さんご)のまわりに小粒の真珠を鏤(ちり)ばめたのなど...
徳田秋声 「仮装人物」
...ところどころ星を鏤めた大空の中心に...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...実に意想外な炬火(たいまつ)を鏤(ちりば)めた美しい青い掲示だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...星を鏤((ちりば))め乳汁のやうな海の...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...その中に鏤(ちりば)められた変化無限の花模様...
中谷宇吉郎 「雪」
...黄金の蓮の花の上に立っている宝石を鏤めた十六アンパン(約八十尺)の純金の仏陀像を挙げずとも...
久生十蘭 「新西遊記」
...その縁飾(オクラード)には目もくらむばかりに輝やかしい宝石が鏤ばめてあつたといふことぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...宝石を鏤めた帯をあなたにあげませうね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...金銀を鏤(ちりば)めた剣を佩(は)かせて...
夢野久作 「白髪小僧」
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