...」「惚れる所か、僕も知らなかつたんだ...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...女ではなくとも見惚れるほどのすばらしい美男の紳士だった...
海野十三 「心臓盗難」
...九歳(こゝのつ)の時には真剣に女に惚れるやうになり...
薄田泣菫 「茶話」
...勿論六十になつても死ぬほど女に惚れる男はあるが...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それもその女に惚れるために寝たというのではない...
高見順 「いやな感じ」
...男に惚れるような女ならばかえってまた手を施すことも出来るのであるが...
近松秋江 「霜凍る宵」
...芸妓に惚れるなどは...
豊島与志雄 「慾」
...齢が若いと、すぐ、手近いところに、惚れるでのう...
直木三十五 「南国太平記」
...行水の女に惚れる烏かなと大きな声で一句朗吟するのを合図に...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...僕は男振りは悪いが矢ツ張り惚れる...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...てめえのような駕籠の虫に惚れるの肩を入れるなんてことは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両腕を架しているお京と染奴とを、交互にふりかえりながら、「芸者衆、見たかい? 玉井金五郎、惚れるなら、あんな男に惚れなさい...
火野葦平 「花と龍」
...玉井さんに惚れるの...
火野葦平 「花と龍」
...きみに惚れることもなかったし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...お秋 私が男なら、沢ちやん、惚れて?沢子 えゝ、惚れるわ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...T「矢張り俺なんぞの惚れる女じゃ無かった」と諦めた...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...聞き惚れるように...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ惚れるにしても...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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