...禁錮室(きんこしつ)に監禁されて...
芥川龍之介 「猿」
...わたし達は輕禁錮で...
石川三四郎 「浪」
...現在に於て劣情の牢獄の中に禁錮せられてゐる曾つて偉大であつた力が性的生活を通じて無用の苦しみから開放せらるる時は現在社会にて浪費されてゐる種々なる勢力が人生の他の方面に活躍するのみならず恋愛が覚醒し緊張する新しき諸勢力が更らにその上に加へられるであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...それぞれの刑期をもつてある要塞に禁錮する旨を宣告された...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...谷津は官吏抗拒罪で各重禁錮一年...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...加うるにこんどは今までの禁錮と違って...
大杉栄 「獄中記」
...ブウス氏は、アントニイ・ベエコンの下まわりの一人だったが、気の毒にも、突然大審院の法廷で、苛酷な罰金と、禁錮と、そして両耳を削がれる刑をいい渡されたのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...セーヌ河岸の古本屋で各国語対訳聖書をちょろまかしたのが露見して二年間の禁錮に服さねばならなかった...
辰野隆 「愛書癖」
...因(よ)ってみな国に遣(や)りて禁錮せしむ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或いは相当期間禁錮(きんこ)して...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...即ち三年以下の禁錮又は千円以下の罰金ですむ筈です...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...禁錮三年の刑に処せられた...
久生十蘭 「海難記」
...妾は一年有余の軽禁錮(けいきんこ)を申し渡されたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...マリアを質として禁錮し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...數多(あまた)の兵士(へいし)に依(よ)つて禁錮(きんこ)の中(なか)に入(い)れられました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...禁錮(きんこ)の中(なか)に入(い)れられ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...死罪、禁錮百余人...
三好十郎 「斬られの仙太」
...幾月にすぎない禁錮にせよ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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