...彼はできる限り論争を避けようと務めたが結局やはり不名誉な禁錮の刑を宣告され...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...次兄も初審で一年の禁錮を宣告されたが...
石川三四郎 「浪」
...現在に於て劣情の牢獄の中に禁錮せられてゐる曾つて偉大であつた力が性的生活を通じて無用の苦しみから開放せらるる時は現在社会にて浪費されてゐる種々なる勢力が人生の他の方面に活躍するのみならず恋愛が覚醒し緊張する新しき諸勢力が更らにその上に加へられるであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...船底に重禁錮(じゅうきんこ)七日間ぐらいはたしかでしょう」丸本は...
海野十三 「火薬船」
...それぞれの刑期をもつてある要塞に禁錮する旨を宣告された...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...最も重いのは野口で官吏抗拒罪で重禁錮二年...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこで以前のごとく峻厳に禁錮されることとなった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...セーヌ河岸の古本屋で各国語対訳聖書をちょろまかしたのが露見して二年間の禁錮に服さねばならなかった...
辰野隆 「愛書癖」
...俺(わし)は禁錮を申し渡さなければなりますまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...三年以下の要塞禁錮だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...八日前から接見禁止で禁錮されてる監房から出て来たのだった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...一九〇二年に窃盗罪で三年の禁錮に処せられた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...密入国者は禁錮又は死刑と法律できまっている...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...自訴すれば八十日の禁錮ですっかり罪は滅びて仕舞(しま)うと云うことが分(わかっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...妾は一年有余の軽禁錮(けいきんこ)を申し渡されたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...終身禁錮の刑に処せられても...
穂積陳重 「法窓夜話」
...負債者禁錮の廃止...
穂積陳重 「法窓夜話」
...彼れの家に錮せらるゝや屡大字を書して之を売れり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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