...禁錮室(きんこしつ)に監禁されて...
芥川龍之介 「猿」
...彼はできる限り論争を避けようと務めたが結局やはり不名誉な禁錮の刑を宣告され...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...次兄も初審で一年の禁錮を宣告されたが...
石川三四郎 「浪」
...また他の或る日本人は或る工事を請負って職工を捜すため浦塩哈爾賓間を数度往復したので三カ月の禁錮(きんこ)に処された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...加うるにこんどは今までの禁錮と違って...
大杉栄 「獄中記」
...目下の情勢を簡単に説明すればラレイの名誉失墜と禁錮である...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...セーヌ河岸の古本屋で各国語対訳聖書をちょろまかしたのが露見して二年間の禁錮に服さねばならなかった...
辰野隆 「愛書癖」
...俺(わし)は禁錮を申し渡さなければなりますまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...三年以下の懲役や禁錮を食わねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...八日前から接見禁止で禁錮されてる監房から出て来たのだった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...彼等は六ヶ月禁錮(きんこ)の宣告を受け...
中島敦 「光と風と夢」
...即ち三年以下の禁錮又は千円以下の罰金ですむ筈です...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...禁錮三年の刑に処せられた...
久生十蘭 「海難記」
......
福沢諭吉 「女大学評論」
...皇太子を禁獄す判事総長ガスコイン(Chief Justice Gascoigne)が太子ヘンリー親王を禁錮に処した事は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...故に本官はこれに対して殿下を王座裁判所の獄に禁錮し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...長期一年未満ノ懲役又ハ禁錮ニ……金百円トス四...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幾月にすぎない禁錮にせよ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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