...客間の粧飾となっていようと質屋の庫に禁錮されていようと...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...判決は永島と小野とが重禁錮六カ月...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...小野は官吏侮辱罪で重禁錮一月...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それでは……」とちょっと検事の方を向いて、そのうなずくのを見ると、こんどは両方の判事に何か一こと二こと言って、「それでは、禁錮幾カ月、罰金いくら...
大杉栄 「日本脱出記」
...俺(わし)は禁錮を申し渡さなければなりますまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...五年以下の懲役か禁錮を食う...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...八日前から接見禁止で禁錮されてる監房から出て来たのだった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...監獄に禁錮された者の気持ちが...
豊島与志雄 「二つの途」
...或いは相当期間禁錮(きんこ)して...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...仏僧の外そこへ行く事の許されぬ禁錮の島へ孫四郎の行く訳はない...
長與善郎 「青銅の基督」
...一九〇二年に窃盗罪で三年の禁錮に処せられた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...密入国者は禁錮又は死刑と法律できまっている...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...お前は命令伝達をしろ」「わかりました」三人の禁錮兵は岩永少尉を檣の下に立たせ...
久生十蘭 「ノア」
...れいの三人の禁錮兵が先になり...
久生十蘭 「ノア」
...故に本官はこれに対して殿下を王座裁判所の獄に禁錮し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ある島に禁錮せられた怨みから...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...長期一年未満ノ懲役又ハ禁錮ニ……金百円トス四...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...死罪、禁錮百余人...
三好十郎 「斬られの仙太」
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