...また他の或る日本人は或る工事を請負って職工を捜すため浦塩哈爾賓間を数度往復したので三カ月の禁錮(きんこ)に処された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...重禁錮にしない約束...
海野十三 「火薬船」
...それでは……」とちょっと検事の方を向いて、そのうなずくのを見ると、こんどは両方の判事に何か一こと二こと言って、「それでは、禁錮幾カ月、罰金いくら...
大杉栄 「日本脱出記」
...俺(わし)は禁錮を申し渡さなければなりますまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...三年以下の要塞禁錮だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...獄を出て家に錮(こ)せらる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が九年の廃錮(はいこ)より起ち...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三年以下の懲役や禁錮を食わねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...五年以下の懲役か禁錮を食う...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...監獄に禁錮された者の気持ちが...
豊島与志雄 「二つの途」
...即ち三年以下の禁錮又は千円以下の罰金ですむ筈です...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...一九〇二年に窃盗罪で三年の禁錮に処せられた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...よくいって十五年の禁錮が待っている内地へ送還されるより...
久生十蘭 「ノア」
...自訴すれば八十日の禁錮ですっかり罪は滅びて仕舞(しま)うと云うことが分(わかっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...皇太子を禁獄す判事総長ガスコイン(Chief Justice Gascoigne)が太子ヘンリー親王を禁錮に処した事は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...氏をば終身禁錮の刑に処し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...終身禁錮の刑に処せられても...
穂積陳重 「法窓夜話」
...禁錮(きんこ)の中(なか)に入(い)れられ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
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