...禁錮室にゐる奈良島に...
芥川龍之介 「猿」
...事件の性質上輕禁錮であつたので...
石川三四郎 「浪」
...船底に重禁錮(じゅうきんこ)七日間ぐらいはたしかでしょう」丸本は...
海野十三 「火薬船」
...それでは……」とちょっと検事の方を向いて、そのうなずくのを見ると、こんどは両方の判事に何か一こと二こと言って、「それでは、禁錮幾カ月、罰金いくら...
大杉栄 「日本脱出記」
...ブウス氏は、アントニイ・ベエコンの下まわりの一人だったが、気の毒にも、突然大審院の法廷で、苛酷な罰金と、禁錮と、そして両耳を削がれる刑をいい渡されたのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そこで以前のごとく峻厳に禁錮されることとなった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この電線に障害を与えた者は一年間の禁錮に処せらるるという事である...
寺田寅彦 「話の種」
...母はこの弱い小蟲も三日間位の禁錮になら堪へ得られると思つて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...獄を出て家に錮(こ)せらる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...仏僧の外そこへ行く事の許されぬ禁錮の島へ孫四郎の行く訳はない...
長與善郎 「青銅の基督」
...六カ月以上七カ年以下の懲役または禁錮(きんこ)に処罰するのが相当だが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...皇太子を禁獄す判事総長ガスコイン(Chief Justice Gascoigne)が太子ヘンリー親王を禁錮に処した事は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...故に本官はこれに対して殿下を王座裁判所の獄に禁錮し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...氏をば終身禁錮の刑に処し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...終身禁錮の刑に処せられても...
穂積陳重 「法窓夜話」
...數多(あまた)の兵士(へいし)に依(よ)つて禁錮(きんこ)の中(なか)に入(い)れられました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...ある島に禁錮せられた怨みから...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...長期一年未満ノ懲役又ハ禁錮ニ……金百円トス四...
宮本百合子 「獄中への手紙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??