...それでも未練らしく錆刀を一本抱いて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...例の錆刀を持ちまして」浪江の横腹をひと抉り抉ったのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...五つの真与太郎にしても錆刀で相手に斬り付けていくことが何だか自然におもわれるではないか...
正岡容 「我が圓朝研究」
...私(わたし)は死にません」「刑吏の錆刀(さびがたな)よりは...
吉川英治 「江戸三国志」
...錆刀(さびがたな)で首を落とされるとは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...代(かわ)りにあけび巻(まき)の錆刀(さびがたな)をもってかまえをとり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あけび巻(まき)の錆刀(さびがたな)をザラリと抜(ぬ)きかける...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「ひゃアッ!」と抜(ぬ)いたのは錆刀(さびがたな)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...神魔(しんま)の火焔(かえん)に錆刀を振(ふ)っていたずらに疲(つか)れたのは愚(ぐ)のきわみだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...錆刀(さびがたな)や息杖(いきづえ)を持ちこんで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そとへ!」「その錆刀の手うちを見てやろうじゃねえか」宮内(くない)の血相(けっそう)には多少おどろいたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...物置小屋の中の錆刀(さびがたな)ならあるだろう」「あ……...
吉川英治 「新書太閤記」
...四十本の錆刀(さびがたな)に行き当ったからとて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...錆刀(さびがたな)の折れだの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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