...自分は更に衆生苦に對する感覺を鋭敏にして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...渠はこんなに鋭敏に全身の努力を出したことは稀れなのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その刹那に、掛長は、鋭敏に、何ごとかを感じたようであった...
海野十三 「火星兵団」
...俄(にわ)かに聴力が鋭敏になったのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...僕達の取交していた話題を鋭敏に察しられた様子で...
江戸川乱歩 「悪霊」
...小供に対する神経は鋭敏に...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...きわめて微妙な外力の変化に対しても鋭敏にかつ規則正しく弾性的に反応するということが必要条件であるらしい...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...その困難が最も鋭敏に知覚された社会理論に於ては...
戸坂潤 「技術の哲学」
...鋭敏に変化する臓器とがある...
永井隆 「長崎の鐘」
...最も鋭敏に動くものはその眼であろうと彼は疾(と)くに認めていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...カルタをあつかう指先が鋭敏になるように...
久生十蘭 「復活祭」
......
堀辰雄 「X氏の手帳」
...此の場合に於ける生徒等の耳は著(いちじる)しく鋭敏になツてゐた...
三島霜川 「解剖室」
...神経が鋭敏になるから...
森鴎外 「妄想」
...吉宗は鋭敏にその皮肉を感じましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...鋭敏になりつつあった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...微細な面の凹凸を実に鋭敏に生かしている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...当時の歌人らは自然の種々相を活発に鋭敏に感受した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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