...この鋭さの前には凡兆と雖(いへど)も頭が上(あが)るかどうか...
芥川龍之介 「雑筆」
...實に井月の文字は知識的の鋭さによつて引しまり...
今井邦子 「伊那紀行」
...遂に我を悩ます内外の敵の鋭さに圧迫されて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...眼から鼻へぬける鋭さ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...このごろの蚊の鋭さ...
種田山頭火 「其中日記」
...そして線描の落着いたしかも敏感な鋭さと没骨描法(もっこつびょうほう)の豊潤な情熱的な温かみとが巧みに織り成されて...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...目つきには非常な鋭さがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ユニークな心理描寫の鋭さを示した功績は大きい...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...小太郎の気合の鋭さに...
直木三十五 「南国太平記」
...顔も何んとなく若さと鋭さと清らかさに輝いて...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...隙(すき)もなく切り込んで行く名剣士の切尖(きっさき)のような鋭さがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すべてのものにつながっていて考えればみな締めくくりがつかなくなる」「それらの責苦に私は耐えることが出来そうもない」ほどに感じられるそれを自己の感性の鋭さと意識されている観念である...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...彼の作品から天才の持つ美・均整・鋭さ・単純さ・異様さなどを感じたことは私は一度もない...
三好十郎 「絵画について」
...脚爪の鋭さが何んともいえず胸を衝く...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...同じ筆の跡を支那の鋭さに比べては...
柳宗悦 「工藝の道」
...前後に剣のような鋭さで折れ変っていった...
横光利一 「旅愁」
...反対に悪来をしてたじろがせるほどな余裕と鋭さがあった...
吉川英治 「三国志」
...彼らの眼が鋭さを増さない限り...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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