...はげしい鋭さをもって...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...遂に我を悩ます内外の敵の鋭さに圧迫されて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...胡椒のやうにひりゝとした禅機の鋭さにかけては...
薄田泣菫 「茶話」
...しかし彼には一茶の鋭さがあり...
種田山頭火 「片隅の幸福」
...若々しさと鋭さに緊張した顔容と話しぶりであった...
寺田寅彦 「備忘録」
...牧のいつもの、鋭さが、眼にも、身体にも溢れて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...固くなる鋭さをもっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...末梢神経的な先鋭さはあるとしても...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...所謂暴露小説の到底企及し得ぬ鋭さが見られる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」此方の愚劣な感情をテキパキと片附けて呉れる延子の鋭さに...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...理智が鋭さを増してこようという年配である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...彼等の青春の精神の鋭さと誇りとは...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...すくなくとも何かの鋭さを現わしたが...
室生犀星 「庭をつくる人」
...春早いころがその鋭さを余計に感じる時であるからであろう...
室生犀星 「庭をつくる人」
...主人の行先を洩らさない事が運転手のたしなみの第一ぐらいの事はトックの昔から心得ているにきまっている…………つまり現代のエロ機関の精鋭さは...
夢野久作 「奥様探偵術」
...突然話を切り換えたその由吉の頭の鋭さを...
横光利一 「旅愁」
...天才の鋭さを持つ...
吉川英治 「剣難女難」
...また顎(あご)の鋭さは燕のようなので...
吉川英治 「新・水滸伝」
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