...衝立のすぐ前に太鼓と銅鑼と琵琶など置く...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...銅製の風雅な装置があった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...仁王門を背にして立てば、銅の鳥居あり...
大町桂月 「妙義山の五日」
...銅山の仕事で、土地にも金銭が落ちる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼はいきなり傍の銅躋(とっこ)を取って封生に向って投げつけたが...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...白銅(ニクル)一個入れるごとにちりんとかがちゃんとか...
谷譲次 「踊る地平線」
...その十銭白銅貨二つをいかに有効に費つたか――九銭 ハガキ六枚四銭 なでしこ一袋 残金四銭は明日の煙草代として三銭 風呂銭独奏――今日はこんな気分だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...剰愛ス銅鑪一ノ烟...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...母親は紅殻色(べんがらいろ)の格子を締めた!さてベランダの上にだが見れば銅貨が落ちてゐる...
中原中也 「在りし日の歌」
...銅の融点下五度における性質を調べるには...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...最初には銅板の円筒の長さ一メートル位のものを作ってそれを冷(ひや)して置いて...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...抜(ぬ)き替えたこの一銭銅貨がみんな五拾銭銀貨であったならば...
林芙美子 「清貧の書」
...銅のようで、甘い...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...一四八二年三十歳の時にミラーノ公に仕えて、銅像の設計、壁画の描写等をしたが、ミラーノの陥落後にはフランスにおもむき、国王の知遇を受けた...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...後者にとっては銅貨が金貨に値し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...往来をはさんで両側はほとんど凡て銅器の店であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...起きて来た連中(れんぢゆう)が一銭銅貨を投げる振(ふり)をすると彼は頭(かぶり)を振つて応じない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...銅雀台のごとき大土木をおのれ一個の奢りのために起したということこそ...
吉川英治 「三国志」
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