...彼は敵に鉄拳を振るった...
...彼女は鉄拳のように強い握力を持っている...
...鉄拳大会に出場するつもりだ...
...昨日警察沙汰になり、鉄拳制裁を受けた...
...ビデオゲームで鉄拳キャラクターを使って遊んでいる...
...持(も)てる鎗(やり)は熊(くま)のために喰折(くひを)られ已(や)む事(こと)を得(え)ず鉄拳(てつけん)を上(あ)げて熊(くま)をば一拳(けん)の下(もと)に打殺(うちころ)しこの勇力(ゆうりよく)はかくの如(ごと)くであると其(そ)の熊(くま)の皮(かは)を馬標(うまじるし)とした...
泉鏡太郎 「怪力」
...太刀川の鉄拳に、脾腹をやられ、ぎゃっとたおれるところを、三人はすばやく通りぬけて、潜水服置場に走った...
海野十三 「太平洋魔城」
...鉄拳(てっけん)をガーンとうちこんだ...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...眼を覚ませ! と言って鉄拳(てっけん)でも加えてやると...
太宰治 「惜別」
...あぶなく鉄拳(てっけん)を頂戴(ちょうだい)する所さ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...自分はだいぶ辛抱(しんぼう)して兄の鉄拳(てっけん)の飛んで来るのを待っていた...
夏目漱石 「行人」
...あんな奴にかかっては鉄拳制裁(てっけんせいさい)でなくっちゃ利かないと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...他県のものから軽蔑(けいべつ)されても――よし鉄拳(てっけん)制裁のために絶息(ぜっそく)しても――まかり間違って退校の処分を受けても――...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼の頭を目がけて鉄拳(てっけん)を食(くら)わし...
新渡戸稲造 「自警録」
...「不心得者!」この声と同時にピシリと鉄拳が閃いた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...鉄拳(かなこぶし)に張たほす勇気はあれども誠に父母いかなる日に失せて何時(いつ)を精進日とも心得なき身の...
樋口一葉 「わかれ道」
...アワヤ鉄拳の雨を降らそうとした途端...
久生十蘭 「魔都」
...鉄拳と冷水とで半殺しの制裁を仲間から受け...
平林初之輔 「雑文一束」
...こうしてくれる!」竹童の鉄拳(てっけん)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...卜斎(ぼくさい)の鉄拳(てっけん)をくったせつなに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...引ッこめません」「これでもかッ!」いきなり一方の鉄拳(てっけん)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この味はその利息だ」振りほどいて突き上げた鉄拳は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小石を拾っている凡下の頭へごつんと鉄拳を与えると...
吉川英治 「親鸞」
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