...秋になると、鈴虫の音が聞こえるよね...
...鈴虫を捕まえたいと思って、頑張って追いかけたけど、逃げられちゃった...
...鈴虫の鳴き声が寂しい夜を慰めてくれる...
...子供の頃、鈴虫を捕まえて、ゼリー入れに入れて可愛がったことを思い出す...
...鈴虫がいる森の中を歩くのは、不思議でドキドキする体験だ...
...鈴虫が鳴きだした...
種田山頭火 「其中日記」
...一間と離れた後の草叢(くさむら)には、鈴虫やら、松虫やらが、この良夜に、言ひ知らず楽しげなる好音を奏(かな)でてゐる...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...松虫鈴虫の好い音(ね)はないが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...月出でて昼より反(そ)りし心地すれ鈴虫の啼く三津の裏山いつであつたか三津浜の五松山荘に行つた時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...」「鈴虫が鳴いたら聴いて下さいね...
牧野信一 「秋雨の絶間」
...「今夜は鈴虫の宴で明かそう」こう六条院は言っておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それで鈴虫の厨子という名が付いているんだ」そして漆や蒔絵の図柄や...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...腕のいい道具屋なら鈴虫の厨子で...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...「鈴虫という銘だ」とそう云った...
山本周五郎 「新潮記」
...りん、りん、りんと鈴虫の声、げに其声は鈴を振る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...――松虫といい、鈴虫という名も、局名(つぼねな)とすれば、うなずける...
吉川英治 「親鸞」
...すると、鈴虫が、「おや、あそこに――」と誰のすがたを見つけたのか、松虫へ顔をよせて、微笑(ほほえ)みながら指さした...
吉川英治 「親鸞」
...初めは、何となく、舌にもつれて、不自然にしか出なかった称名が、いつのまにか、鈴虫も松虫も、自然にくりかえされていた...
吉川英治 「親鸞」
...その折、あなた様にも、鈴虫様にも、お目にかかっておりました」「お……そう仰っしゃれば」やっと解けたらしく、「思い出しました」松虫は、何とはなく、羞恥(しゅうち)に顔を染めた...
吉川英治 「親鸞」
...松虫の局と鈴虫の局の年ごろや面貌(おもざし)を書きそえ...
吉川英治 「親鸞」
...松虫と鈴虫は、この二人の親切に、ただ涙がながれてならなかった...
吉川英治 「親鸞」
...松虫と鈴虫は、「アッ……」と全身を凍(こお)らせた...
吉川英治 「親鸞」
...松虫の局(つぼね)と鈴虫の局の行方(ゆくえ)であったが...
吉川英治 「親鸞」
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