...秋になると、鈴虫の音が聞こえるよね...
...鈴虫を捕まえたいと思って、頑張って追いかけたけど、逃げられちゃった...
...鈴虫の鳴き声が寂しい夜を慰めてくれる...
...子供の頃、鈴虫を捕まえて、ゼリー入れに入れて可愛がったことを思い出す...
...鈴虫がいる森の中を歩くのは、不思議でドキドキする体験だ...
...鈴虫を聴(き)く庭下駄(にわげた)の揃(そろ)へあり九月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...鈴虫が数日前から前栽でチンチロリン...
種田山頭火 「其中日記」
...車中には御殿場より乗りし爺が提(さ)げたる鈴虫なくなど...
寺田寅彦 「東上記」
...朝まだ暗いうちに旧城の青苔(あおごけ)滑らかな石垣によじ上って鈴虫の鳴いている穴を捜し...
寺田寅彦 「夏」
...南岳また年々土中に甕(かめ)を埋めて鈴虫を繁殖せしめ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...「松虫(まつむし)」も「鈴虫(すずむし)」も幾代(いくよ)の春を苔蒸(こけむ)して...
夏目漱石 「虞美人草」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...鈴虫はふり出(いで)てなく声のうつくしければ...
樋口一葉 「あきあはせ」
...いつの間に鈴虫は鳴き止んだのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...今夜は鈴子さんが国へかえるので戸塚の夜店を歩き鈴虫を買ってかえったところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蟋蟀(こおろぎ)が立ち上って、「鈴虫さん、オケラさん、スイッチョさん...
夢野久作 「がちゃがちゃ」
...りん、りん、りんと鈴虫の声、更けていよいよ冴え渡る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...――松虫といい、鈴虫という名も、局名(つぼねな)とすれば、うなずける...
吉川英治 「親鸞」
...御法話です」鈴虫にそっと注意されて...
吉川英治 「親鸞」
...松虫と鈴虫の二人だけに限らず聴法の人々は...
吉川英治 「親鸞」
...鈴虫は住蓮を、松虫は安楽房をあの専修念仏会の夕べから忘れ得なくなっていることは否めないことであった...
吉川英治 「親鸞」
...死んでもいたい気がするのです」鈴虫は...
吉川英治 「親鸞」
...松虫の局(つぼね)と鈴虫の局の行方(ゆくえ)であったが...
吉川英治 「親鸞」
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