...体が鈍重で動けない...
...彼は鈍重な性格であまり面白くない...
...調子が鈍重で、なかなか良い成績が出せない...
...新しいアプリをダウンロードするのに、スマホの反応が鈍重だ...
...電子機器の起動が鈍重でイライラする...
...どことなく鈍重と云ふ感じを起させる...
芥川龍之介 「酒虫」
...鈍重な食物で胃腸を充たした時に必ず随伴する...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...自分の鈍重な田舎っぺいを...
太宰治 「小さいアルバム」
...へんに春らしい鈍重な気分だった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...顔は鈍重で黄色く肉が落ちこんでいてしかもむくんでいた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...ブラウンの鈍重ではあるがしかしやさしい親切...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいは柔弱なあるいは鈍重な釣(つ)り合い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鈍重なずっしりとした容積だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...しかしそれは鈍重な与八が身を起しかけた途端...
中里介山 「大菩薩峠」
...それまでの間この鈍重な田舎者が...
久生十蘭 「魔都」
...齟齬しながら鈍重に歩いて行くこゝに機械の哲学者がある―――彼は技師を宣言し...
槇村浩 「大江満雄に」
...鈍重さの美を素朴な美しい木造の柱や何かにいかさず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鈍重な波のまにまに...
横光利一 「上海」
...彼の性は、遅にして鈍重、もし丞相がこの時に、疾風迅雷(しっぷうじんらい)のごとく蜀に入り給えば、玄徳の緒業(しょぎょう)は、瓦を崩すが如く砕け去るにちがいありません」重臣の劉曄(りゅうよう)も、「仲達の意見は、まったくわれわれの考えを代表しています...
吉川英治 「三国志」
...いつの間にか鈍重になっている...
吉川英治 「三国志」
...鈍重(どんじゅう)にさえ見える...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭も鈍重(どんじゅう)になっているところへ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まるで鈍重な意地そのものゝやうに見える...
若杉鳥子 「烈日」
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