...体が鈍重で動けない...
...彼は鈍重な性格であまり面白くない...
...調子が鈍重で、なかなか良い成績が出せない...
...新しいアプリをダウンロードするのに、スマホの反応が鈍重だ...
...電子機器の起動が鈍重でイライラする...
...襟脚はいやに鈍重な感じで...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...容貌も鈍重な感じで...
太宰治 「花火」
...ただこの犬の場合のみはあまりにも鈍重でヨタヨタしているのであったから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...五月廿七日晴、行程七里、安岡町行乞、下関、岩国屋(三〇・中)ぢつとしてはゐられないので出発する、宿料が足らないので袈裟を預けて置く、身心鈍重、やうやく夕暮の下関に着いた...
種田山頭火 「行乞記」
...韓退之のようなああいう艶っぽいくせに鈍重な「論文」は大きらいなのである...
戸坂潤 「読書法」
...飽満した身体の鈍重な皮肉さで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鈍重なずっしりとした容積だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...自分たちのこれまでの習慣に鈍重にいすわっているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...怖るべき鈍重...
久生十蘭 「地底獣国」
...それまでの間この鈍重な田舎者が...
久生十蘭 「魔都」
...鈍重ないっぴきの鯖がとうとう人魚につかまりました...
火野葦平 「人魚」
...百姓らしい鈍重な眼差しではあるが...
北條民雄 「続重病室日誌」
...鈍重な亜米利加の警察も...
牧逸馬 「土から手が」
...鈍重な眼を据えてゐたが...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...個性という鈍重なものを失って来つつあるからだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...彼の鈍重を危ぶみもしたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...醜男(ぶおとこ)で鈍重らしく見えるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...頭も鈍重(どんじゅう)になっているところへ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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