...体が鈍重で動けない...
...彼は鈍重な性格であまり面白くない...
...調子が鈍重で、なかなか良い成績が出せない...
...新しいアプリをダウンロードするのに、スマホの反応が鈍重だ...
...電子機器の起動が鈍重でイライラする...
...」ほとんど鈍重な感じを起させるほど...
芥川龍之介 「路上」
...次いで後腰部に鈍重な疼(いた)みがむくむくと頭をもたげるのを覚えた...
有島武郎 「或る女」
...鈍重らしい古藤がいち早く見て取って案じてくれるのを見ると...
有島武郎 「或る女」
...煤(すす)けきったような鈍重な眼を強度の近眼鏡の後ろから覗かせながら...
有島武郎 「星座」
...なるほど」牛丸平太郎は牡牛(おうし)のような鈍重(どんじゅう)な表情でうなずいた...
海野十三 「少年探偵長」
...容貌も鈍重な感じで...
太宰治 「花火」
...しかしそこは鈍重な性格だけに文句一つ言わず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ジャーナリズムの観念程今日鈍重に機械的にしか理解されていないものは...
戸坂潤 「科学論」
...横着とも捨鉢とも見えるような鈍重さがある...
豊島与志雄 「朝やけ」
...下流の生活に見るような鈍重な活力もなければ...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...しかしそれは鈍重な与八が身を起しかけた途端...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈍重にして威儀ある...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖るべき鈍重...
久生十蘭 「地底獣国」
...これ迄日本人は米をたべすぎて胃カク張になったり脚気になったり頭脳鈍重になったりしていたという人もあるけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...変質しやすき肉体は霊魂を鈍重にす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前跼(まえかが)みの姿勢でのろのろと鈍重に歩いてゆくようすは...
山本周五郎 「青べか物語」
...客たちの間に一種鈍重な沈黙が圧しているものだが...
横光利一 「旅愁」
...まるで鈍重な意地そのものゝやうに見える...
若杉鳥子 「烈日」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??