「鈍重」の意味
動きや反応が鈍く重たい様子
「鈍重」の例文(場面別)
- ビジネスこのシステムは処理が鈍重で、業務効率に悪影響を及ぼしている。
- 日常会話朝から頭が鈍重で、なかなか考えがまとまらないよ。
- スポーツ解説選手の動きが鈍重になり、相手チームにチャンスを与えてしまった。
小説での「鈍重」の使い方
...体が鈍重で動けない...
...彼は鈍重な性格であまり面白くない...
...調子が鈍重で、なかなか良い成績が出せない...
...新しいアプリをダウンロードするのに、スマホの反応が鈍重だ...
...電子機器の起動が鈍重でイライラする...
...積極的には何の障りにもならない鈍重な動物のやうな彼女ではあつたけれど...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...横着とも捨鉢とも見えるような鈍重さがある...
豊島与志雄 「朝やけ」
...骨の角立ったそして鈍重な感じのする風貌の者が多く...
豊島与志雄 「在学理由」
...しかし生来の鈍重さと声を出したい欲求とに打ち負けてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてグルック式の鈍重さやワグナー式の野蛮さなどを好んであざけり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下流の生活に見るような鈍重な活力もなければ...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...鈍重にして威儀ある...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈍重で灰色の波を静かに蜿らせる……さうしてこの永劫の海は眠つてゆく……秋の須磨を語つた私は次に春の東山を語りたい...
野口米次郎 「能楽論」
...向柳原の親分のところへお知らせしました」榮吉は鈍重(どんちよう)らしくはあるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...低く垂れていた鈍重な雪雲の幕が一気にひきあけられ...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...鈍重ないっぴきの鯖がとうとう人魚につかまりました...
火野葦平 「人魚」
...と掘立小屋の中から鈍重な返事が聞え...
火野葦平 「糞尿譚」
...彼女はいつもの鈍重(どんぢう)なぶつきら棒な態度で「お早うございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...驢馬の耳のやうに鈍重な神経ばかりが...
牧野信一 「明るく・暗く」
...これはまた凡そ父親に似ないで皆が皆性格が極めて鈍重で...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...ふと山中の腰かけ小舍の中で客に茶を出す一人の女の顏に塗られた鈍重な白粉が...
横光利一 「榛名」
...無口、鈍重、たれもそれが性根と思っているらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...唖男の鈍重きわまるのにひきかえて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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