...無意識に自分の身体の釣合をとる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...身体の釣合(つりあい)がやぶれた...
海野十三 「海底都市」
...この部屋の主には少し不釣合なほど艶(なまめ)かしい...
海野十三 「地獄の使者」
...哀愁をたたえた底知れぬ深さの碧眼(あおめ)が不釣合なほど大きく見えて...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...顏中(かほぢゅう)のどこも/\釣合(つりあひ)が善(よ)う取(と)れて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...倉持とは釣合(つりあい)の取れないほどの豪家であり...
徳田秋声 「縮図」
...いささか釣合いは取れてきたわけだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは釣合のとれた被布様のものに限る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...職業とこれを営む者とのあいだの釣合いが当を得たものと得ないものとがあることは...
新渡戸稲造 「自警録」
...當時の常識では考へられない釣合ひです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この世にひどく不釣合な...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...眼とか鼻とか口とかが厭に度強(どぎつ)く不釣合で...
牧野信一 「鬼涙村」
...若し七字句などを以て止めたらんには上の十字句に對して釣合取れ不申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...わきの小窓にかかっている紫っぽいところに茶の細い格子のある毛織地のカーテンと原稿紙の字とは大変美しく釣合って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかにも不釣合である...
森鴎外 「雁」
...要するに霊魂の性質ときわめてよく釣合っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ズボンのふくらみとの釣合いに五分の隙(すき)もないところなぞを見ただけでも...
夢野久作 「暗黒公使」
...一つの丸い磁石だといっていいから赤道のあたりが一番両方の力の釣合っているところだね...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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