...怎も……』『慈善を餌に利を釣る...
石川啄木 「菊池君」
...「狐を釣るに鼠(ねずみ)の天麩羅(てんぷら)を用ふる由は...
巌谷小波 「こがね丸」
...ネタでごまかして客を釣る素人小説の方が幅をきかせているんじゃないですか...
高見順 「如何なる星の下に」
...阿呆鳥を釣るには...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...「えんこう」(河童(かっぱ))を釣る話とかいう種類のものが多かった...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...近藤の家の軒に釣るされた...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...まあ床を延べて蚊帳(かや)を釣るくらいなものです...
夏目漱石 「行人」
...腰に釣るした棒のような剣(けん)をするりと抜きかけた...
夏目漱石 「夢十夜」
...旧約全書を研究して見ますといわゆるハンギングなる語は罪人の死体を釣るして野獣または肉食鳥の餌食(えじき)とする意義と認められます...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上から釣るされている大洋燈の灯(ひ)に...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...五人ばかりの兵は鱶(ふか)を釣ることを考え...
久生十蘭 「ノア」
...「魚を釣るときは...
久生十蘭 「肌色の月」
...(六月九日)二十九○魚を釣るには餌が必要である...
正岡子規 「病牀六尺」
...烏賊(いか)を釣るに木製の海老を用ゐる如き類ひである...
正岡子規 「病牀六尺」
...「冗談いっちゃいけませんよ、旦那、冗談じゃねえ」と彼はいい返した、「よく見ておくんなさい、こいつはれっきとした天然ものですぜ」「こっちは鮒か、まるで金魚みたようだな」紳士は構わず続けた、「この魚には見覚えがある、印旛沼(いんばぬま)か手賀沼(てがぬま)だな、こいつも飼った鮒だ、近ごろは百姓もしゃれたまねをするようになったからな」「旦那はお詳しいね」ちょろは戦法を変えた、「旦那のような方にあっちゃかないませんや、そのお眼の高いところでひとついかがです、初あきないだ、お安くしときますぜ」「ぼくはね、きみ、このほうで専門家なんだ」と紳士はいった、「しょうばいじゃない、釣るほうだがね、うちの庭の池には釣ってきた鯉が、いつでも四、五十尾は放してあるんだ、よけいなことかもしれないがね、きみ、こんなたんぼ飼いの鯉なんか臭くって食えやしないぜ」そういうと紳士は鞄とステッキを持ち直し、ちょうど来かかったバスのほうへ去っていった...
山本周五郎 「季節のない街」
...そこを釣るのですが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...予がわざと兵糧隊を先陣につけて敵を釣る計略を用いたが...
吉川英治 「三国志」
...これが郭淮の考えた蜀軍を釣る餌なのである...
吉川英治 「三国志」
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