...いつか子爵の懐古的な詠歎(えいたん)に釣りこまれて...
芥川龍之介 「開化の良人」
...また釣りざおの先へ気をとられています...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そこでホヲリの命が釣道具を持つて魚をお釣りになるのに...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ヤマベを釣り、味噌汁に五升芋とヤマベを入れて煮たる汁を喰す...
関寛 「関牧塲創業記事」
...その万斤の重さの錨(いかり)も鮫(さめ)の顎中の漁夫の釣り針のごとくに怒濤の口のうちにねじ曲げられ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の好奇心に釣り合わない弱味だと思い始める...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...役人と一緒に来た御用聞たちも釣り込まれてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――ありや矢つ張りお瀧の持物ぢやないのか」平次はこの醉態へ釣り氣味に訊ねました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...潮の入る横川筋ででつかい鯉が釣り上げられるわけは無いが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...釣りに出て行くよりも...
林芙美子 「浮雲」
...釣りをすることを子供たちが...
葉山嘉樹 「氷雨」
...さて男釣り人どもに礼を厚く述べ...
南方熊楠 「十二支考」
...同じようなかっこうをして釣りをやっていた...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...やっと釣り上げる事が出来たそうで御座います...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ゴンクール氏の眥(まなじり)はきりきりと釣り上った...
夢野久作 「暗黒公使」
...どうも釣り合いが取れぬと思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...両方が釣り合ってしまっているんだ...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...顔全体に対するその釣り合いが普通の人体におけるそれに近いために...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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