...そしてそこの場面をかの『金色夜叉(こんじきやしや)』に書き入れたので...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...この同じ物語を延長した後談が紅葉の『金色夜叉(こんじきやしゃ)』の藍本(らんぽん)であるという説は知らないものがないほど広がってるが実は誣妄(ふぼう)である...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...『金色夜叉』については小波もしばしば弁明しているし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...今ではどんな田舎の片山里でも『金色夜叉』の名を知らないものはない...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...長田氏はその後(ご)になつて続金色夜叉といふ小説を書くには書いた...
薄田泣菫 「茶話」
...金色夜叉の石碑が立っている...
太宰治 「秋風記」
...『金色夜叉』はかれの晩年の真面目な著作としては甚だ飽足らないが...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...紅葉山人の「金色夜叉」が明治三十年に出でて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...当時我輩は金色夜叉をまだ書物では読んでいなかったと思うがその内容は或人から聞いて読みたいと心掛けていて果さず...
中里介山 「生前身後の事」
...いえこの次はずっと新しい者を撰(えら)んで金色夜叉(こんじきやしゃ)にしましたと云うから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...熱海に尾崎紅葉の「金色夜叉」の碑あり...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...明治の文豪尾崎紅葉氏の「金色夜叉(こんじきやしゃ)」は...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...いきなり「金色夜叉」だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「歌ふ金色夜叉」で僕...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「金色夜叉」の時...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...少年は「金色夜叉」を幾度も幾度も愛讀した事を話し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...金色夜叉のお宮以来...
宮本百合子 「暮の街」
...「続金色夜叉」の類で...
吉川英治 「小説のタネ」
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