...浪子にしても「金色夜叉」のお宮にしても...
石川啄木 「葉書」
...お伽噺(とぎばなし)の外には何にも読まない小学校の児供(こども)ですらが『金色夜叉』の名だけは知っておる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)や谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)や菊池寛(きくちかん)や倉田百三(くらたひゃくぞう)や賀川豊彦(かがわとよひこ)の新らしい作を読耽(よみふけ)るものもやはり『金色夜叉』を反覆愛読しておる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...小説『金色夜叉』に出て来る老壮士である...
薄田泣菫 「茶話」
...長田氏はその後(ご)になつて続金色夜叉といふ小説を書くには書いた...
薄田泣菫 「茶話」
...『金色夜叉』はかれの晩年の真面目な著作としては甚だ飽足らないが...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...紅葉山人の「金色夜叉」が明治三十年に出でて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...紅葉先生の著作は初から晩年の金色夜叉に至るまで皆春陽堂から出てゐたのですが...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...啻(ただ)に『金色夜叉』のみならず紅葉先生の著作は...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...当時我輩は金色夜叉をまだ書物では読んでいなかったと思うがその内容は或人から聞いて読みたいと心掛けていて果さず...
中里介山 「生前身後の事」
...「金色夜叉」を終ったのが十七時四十分...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日は「金色夜叉」の吹込み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...終って十二月興行の「歌ふ金色夜叉」の宣伝写真を数枚撮る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...作曲家協会から「金色夜叉」で使ってる沢山の譜に対し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三月撮影する「ハリキリボーイ」封切の他「歌ふ金色夜叉」「見世物王国」ともう一本といふことにした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「金色夜叉」は、大分カットしたのに、時間かゝり、予定より三十分もおくれた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「金色夜叉」の幕外の引込みを思ひつき...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...金色夜叉のお宮以来...
宮本百合子 「暮の街」
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