...金筋入りの肩章をつけた警官は...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...金筋のはいった英国風の燕尾(えんび)服を着せて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...昔ながらの金筋いかめしい仕着せの召使が...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...金筋の使丁の警衛する玄関口の真ん中の石床の上に...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...背と腹の金筋を朝日に輝かしているのである...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...背と腹の金筋が美しく輝き出すのが...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...それが金筋のハイライトの役割りをもつものであった...
中井正一 「色彩映画のシナリオ」
...腕に金筋(きんすじ)を入れた駅長までいっしょである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...金筋をたぐってゆけばその地上的本質がたあいもなく曝されるということは...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...ズボンの金筋にさわり...
久生十蘭 「予言」
...それは金筋(きんすじ)をぬいつけた赤い服を着ていたが...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...するとかれは例(れい)のイギリスの大将(たいしょう)の軍服(ぐんぷく)――金筋(きんすじ)のはいった赤い上着とズボン...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...金筋入りの帽子をかぶって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...彼は金筋をつけた侍女の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...それが金筋の入った正服を着て...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...丁度(ちやうど)金筋の何本はひつた帽子は大将で...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...よく帽に金筋(きんすぢ)の入(はひ)つた小学生に出会ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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