...金火箸(かなひばし)で乱暴に灰の塊(かたまり)をたたき割るのを見た...   
江戸川乱歩  「孤島の鬼」 
...庖丁(ほうちょう)や金火箸(かなひばし)や...   
林芙美子  「清貧の書」 
...見たところ金火箸見たようなチビ男だが...   
牧野信一  「日本橋」 
...焙籠鉄灸(あぶりこてっきゅう)に金火箸...   
正岡容  「下町歳事記」 
...「ある茶屋の軒先で烏帽子に白の水干を着た男が胸に大きな喪章をつけて長い金火箸で篝火を焚きつけてゐた...   
正岡容  「大正東京錦絵」 
...長い金火箸(かなひばし)で炉の火のぐあいを直していた...   
山本周五郎  「ちくしょう谷」 
...と」正内老人は長い金火箸で炉の火を直し...   
山本周五郎  「ちくしょう谷」 
...それでやっと一畝ばかりの畑が出来ました」「もう少し近くにはありませんか」「領境の向うならあります」老人は金火箸(かなひばし)で灰に図を描いた...   
山本周五郎  「ちくしょう谷」 
...甲斐は長い金火箸(かなひばし)を取って...   
山本周五郎  「樅ノ木は残った」 
...炉に挿(さ)してある大きな金火箸を持って...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...焼けた金火箸を下げて...   
吉川英治  「親鸞」 
...金火箸をふりかぶって彼の肩を打ちすえた...   
吉川英治  「親鸞」 
...金火箸(かなひばし)を把(と)って...   
吉川英治  「山浦清麿」 
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