...金側(きんかは)の時計を一つ欲しと思へり...
石川啄木 「悲しき玩具」
...金側の腕時計などはいけない...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...初めて判断がついたやうに金側時計(きんかはとけい)の持主の方に向きなはつた...
薄田泣菫 「茶話」
...金側の腕時計を餘程ながいこと見つめて何か思案してゐるふうであつたが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...金側の腕時計を余程ながいこと見つめて何か思案しているふうであったが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ぜんまいや歯車はあるが金側(きんがわ)時計がない...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...小形な梨地の金側時計が一つあった...
豊島与志雄 「金魚」
...両蓋に隙間(すきま)なく七子を盛る金側時計が収めてあった...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分の金側(きんがわ)を出して...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...金側の……むろん...
野村胡堂 「胡堂百話」
...金側の時計はにぶく光つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...今まで持っていた金側(きんがわ)時計を掏摸(すり)にして遣(や)られてしまったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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