...笑(わらひ)は量的に分てば微笑(びせう)哄笑(こうせう)の二種あり...
芥川龍之介 「LOS CAPRICHOS」
...それを数量的に確かめようとしたのでした...
石原純 「ヘルムホルツ」
...もはや決定さるべき情緒や行為を数量的に定めることもできないのみならず...
寺田寅彦 「科学と文学」
...進んで熱の器械的当量が数量的に設定されるまで...
寺田寅彦 「科学と文学」
...器械で数量的に観測されたものの中では最も顕著なものであったのみならず...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...そういう場合にこの飼料となる書籍がいっそう完全なる商品として大量的に生産されるのもまた自然の成りゆきと見るべきであろうか...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...生徒らの目には世界が急に素量的に飛躍したように感ぜられた...
寺田寅彦 「野球時代」
...まだ充分数量的に調べたわけでないから確実なことは言われないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...客観的な財や主観的な欲望が数量的に測定出来たり...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...かかる運動によって二つの要素が等しいと認められるためには運ばれたる要素がその運動の間に於て量的に不変であったことを予想することが必要である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...量的に或る程度以上の...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...蓄積がこうやって量的に増大すれば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「冷害」を数量的に表現することが...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...相変らずものごとを数量的に考えるだけの落着きをとり戻せない連中が...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...量的に計測し得るもの...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...出現する時が違えば数量的には異なるといえる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...量的に考えることを許さないのである...
三木清 「哲学入門」
...幸福を単に量的に見るものである...
三木清 「哲学入門」
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