...笑(わらひ)は量的に分てば微笑(びせう)哄笑(こうせう)の二種あり...
芥川龍之介 「LOS CAPRICHOS」
...公算というものが数量的に確定したものになる...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...質的に新しいものの把握(はあく)は量的に誤っていても科学の歩みに一大飛躍を与えるのである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...量的に厖大なばかりでなく...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...即ち大量的に多数な同一種の諸事象は...
戸坂潤 「科学論」
...量的に見て漸次的である推移が...
戸坂潤 「科学論」
...更に第三に又この有用技術の人間的基体たる肉体そのものを大量的に破壊することによって...
戸坂潤 「技術の哲学」
...主として学生上りからなる知能分子がブルジョア階級の外側に大量的に集結せざるを得なくなって来た...
戸坂潤 「技術の哲学」
...大衆とは数や平均値というような単に量的に規定された概念ではなく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...安価な女中として大量的に都市へ輸入する計画を立て始める...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...株を大量的に売りたたいたりするかと思うと...
戸坂潤 「社会時評」
...然しながら、新らしい階級の新たな文学として――やはり文学として――生産される以上、そして同一種類の生産がくり返される場合、一方には、数量的に、需要に超過する供給を来し、他方には、品質的に、生産工程に於ける「文学の過剰」を来す...
豊島与志雄 「文学以前」
...量的に計測し得るもの...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...出現する時が違えば数量的には異なるといえる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...量的に考えられ得るものである...
三木清 「人生論ノート」
...幸福を単に量的に見るものである...
三木清 「哲学入門」
...量的にくどくどと細箇条を説明せねばならぬ...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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